Kangertech DRIPBOX2 徹底レビュー VW&TCカーブ機能搭載BF!

コストパフォーマンスに優れた中華スコンカー、DRIPBOXの最新モデルがKangertechより登場です。
電圧固定モデルのDRIPBOXに始まり、18650デュアル+VW+TCを搭載したDRIPBOX160W、そしてついにはポンプチャージを採用したDRIPEZなどという変態MODまでリリースしてしまったKangertech。
Kangertechのボトムフィーダーへの愛はとどまることを知りません。
シリーズ最新モデルであるDRIPBOX2、さっそくレビューしてみましょう!

商品提供 ベプログショップ

Kangertech DRIPBOX2 Starter Kit

DRIPBOX2

サイズ 84mm x 57mm x 23mm
材質 亜鉛合金製
VW機能 5.0W~80.0W
温度管理機能 Ni、TI、SS、TCR
温度管理範囲 200°F~600°F(100℃~315℃)
対応抵抗値 0.1Ω~2.5Ω
VWカーヴ&TCカーブ機能搭載(要Windows PC)
リキッドボトル容量 7ml
バッテリー 18650 x 1本使用
microUSBボート搭載(充電可)
ファームウェアアップグレード対応
ユーティリティソフトによる管理対応(要Windows PC)

SUBDRIP

サイズ 22mm x 26mm
材質 ステンレススチール製
コイルヘッド 0.2Ω x 2個
エアフローコントロール搭載

特徴

・VW&TC搭載、18650シングル中華スコンカーの決定版!
・ユーティリティソフトでVW&TCカーブをプログラミング可能!
・LHからMTLまで自由自在のRDA、SUBDRIP同梱!

 

DRIPBOX2 ディテール


パッケージを開けるとDRIPBOX2、SUBDRIP、交換用リキッドボトル、交換用コイルヘッド、オーガニックコットン、プリメイドコイル、microUSBケーブル、アンチスピットバックフィルターが入っています。

 


こちらがDRIPBOX2。
このデザイン、惚れました(笑)
塗装も厚くなおかつマットで、初代DRIPBOXよりもはるかに高級感がありますね。
カラバリエーションはブラック、シルバー、ホワイトの3種類がラインナップ。

 


側面にパフボタン、OLEDディスプレイ、+ボタン、-ボタン、microUSBポート。

 


反対側にはスコンクボトルが収められています。

 


スレッドは510。
コンタクトピンの中央にリキッド用のホールが確認できますね。

 


底面を見てみましょう。
大きなツマミのあるキャップを外し、ポジティブがアトマイザー側に来るよう18650バッテリー1本を装填します。

 


バッテリーケースのとなりにあるキャップを外すとスコンクボトルへアクセス可能。

 


スコンクボトルは初代DRIPBOX、DRIPBOX160Wと共通です。
ボトルをホールドしているガード部分が初代DRIPBOXより厚く出来ていますので、ポキッと折れちゃうリスクが格段に減りました。

 

ディスプレイ

VWモード


左からバッテリーインジケータ、コイル抵抗値、カレントボルテージ、ワッテージを表示。

・VWモード(VWカーブ機能)


DRIPBOX2はユーティリティソフトを使ってVWカーブをプログラミングし、M1~M5の5バンクにメモリ可能です。
VWカーブ機能時には左からバッテリーインジケータ、コイル抵抗値、カレントボルテージ、バンク番号を表示。

・TCモード


左からバッテリーインジケータ、コイル抵抗値、カレントワッテージ、設定温度、ワイヤー種別を表示。
TCモード時の最大ワッテージは変更できません。


もちろん任意のTCR値で温度管理を行うTCRモードも備えています。
※TCR値変更はPCからのみ可能です。

・TCモード(TCカーブ機能)


先述のVWカーブとは別に、TCカーブも5バンクにメモリ可能です。
VWカーブ機能時には左からバッテリーインジケータ、コイル抵抗値、カレントボルテージ、バンク番号を表示。

ユーティリティソフト KangErVapor


DRIPBOX2の性能を最大限に引き出すためにはユーティリティソフト「KangErVapor」が必須。
ロゴなどのカスタマイズからVWカーブ&TCカーブのエディット、TCR値の入力などなど、SXやDNAチップに肉迫する細かな管理が行えます。

・ディスプレイカスタマイズ


起動時のロゴをはじめ、各種メッセージをカスタマイズできるモードです。
128×32ピクセルの画像(bmp,jpg,png,gif,tif)を読み込ませるか、ソフト同梱のエディタでかっこよくカスタマイズしましょう。

・VWカーブエディット


ASMODUSのMODなどにも搭載されているVWカーブをプログラミングできるモードです。
300ms毎、全32ポイントにおよぶVWカーブを細かくエディットし、M1~M5までの5バンクにメモリー可能。

・TCカーブエディット


パフボタンオンから10秒間、任意の温度で出力させるTCカーブをプログラミングできるモードです。
こちらも300ms毎、全32ポイントのTCカーブをエディットし、M1~M5までの5バンクにメモリー可能。

・TCRエディット


プリセットされているNi、Ti、SSのTCR値とユーザー独自のTCRバンクの値を変更できます。
そのほか、ディスプレイの明るさを255段階で、カットオフタイムを3秒~10秒までの値で設定可能。
※ユーティリティソフトは下記URLからダウンロードできます。
(Win7 32bitで動作確認済)

2.zip

■初代DRIPBOXとの比較


初代DRIPBOXと比較してみました。
ディスプレイを搭載している分やや幅が出ましたが、かえってバランスがよくなった気がします。


高さと厚さはほぼ変わりありませんね。

SUBDRIPディテール


次はSUBDRIPを見てみましょう。
SUBDRIPはサイドエアフローのBF専用RDAです。

 


スリーブにはLH(直肺)用エアホールとMTL(タバコ吸い)用エアホールがそれぞれ2つ開けられており、ドリップチップを回転させてエアフローコントロールが可能。
いずれも片方のホールを塞ぐことができないため、デュアルコイルビルド前提となります。

 


ドリップチップはワイドボア。
アンチスピットバックフィルタが同梱されていますので取り付けておきましょう。

 


コンタクトピンは固定式。
中央にはフィード用のホールが開いています。

 


分解してみました。
左からデッキ、コイルヘッド、スリーブ、ドリップチップ。

 


SUBDRIP最大の特徴がクリアロのようにコイルヘッド交換ができること。
このキットを手にされる方は自身でビルドできる方がほとんどだと思いますのでこれはあまり有難味の無いフィーチャーかも。

 


コイルヘッドは0.2Ωカンタルデュアルクラプトン、2ポスト2ホールです。

 


デッキを見てみましょう。
これまでのSUBDRIPと同じく、コンタクトピンに開けられたホールからチャージされたリキッドが一旦デッキ下部に溜まり、デッキ周囲に開けられたホールからリキッドがコットンへと運ばれる仕組みです。

 


SUBDRIPをDRIPBOXに乗せてみました。

 


うん、これはカッコいい。
ここ最近のKangerのMODで一番好きなデザインです。
DRIPBOXは固定電圧だったしDRIPBOX160はデカすぎだしとお悩みの方にコイツは最適!

コットンバーンテスト

ドライコットンをコイルに通し、300°F~600°Fまで100°F毎に10秒間通電した結果がこちらです。

・0.15Ω Ni200

・0.24Ω Ti

・0.54Ω SS316

実はあんまり期待していなかった温度管理機能、結果は上々でした。
Kangertechの温度管理は以前に比べてものすごく優秀になりましたね。
温度管理機としても安心して使うことができると思います。

吸ってみた

FIVEPAWNSの激ウマチョコミントリキッドBOWDEN’S MATEをチャージし、エアフロー全開の40Wでパフってみました。

 

「スコーーー、プハーーー!!」

 

言わずもがな、ものすごい爆煙です。
ミストは熱くて荒々しい感じ。
しかしフレーバーはまずまず。
MTLでも試しましたが、やはり単体のドリッパーと比べるとどうしても劣ってしまいますね。
あくまでSUBDRIPはオマケといった感じでしょうか、HadalyなどのBF対応ドリッパーに乗せ換えて楽しむのが良いかと思います。

機能面に関して言えば新フィーチャーのVWカーブモードとTCカーブモードが非常に優秀。
立ち上がりの遅いコイルはプリヒートとして高めのワッテージをかけてあげたり、高ワッテージをかけないといけないようなゴリゴリのコイルは適度にワッテージを加減して吸い心地を良くしたりとその使い方は無限大。
しかしPCを使用しないとカーブをプログラミングできないのが残念でなりません。
今後のファームウェアアップグレードで何とかならないかと淡い期待を寄せています。

またコットンバーンテストの結果が良好だったTCモードについては、一昔前のTCMODによくあった「温度管理しすぎて物足りない、ミストが出ない」なんていう事は一切なく、快適にVAPINGを楽しめました。

総評

スタイリッシュな18650シングルボディーにVW&TC、カーブモードまでも詰め込んだ中華スコンカーの金字塔。
DRIPBOX2はサイズ感、デザイン、機能、性能ともにバランスのとれた名機と言えるでしょう。
ボトムフィーダーはとにかく楽チンですね。
ぶっちゃけ筆者は今これしか使っていません。

こんな感じ

22mm以下のアトマを推奨なのと一部機能はPCによる設定が必要な点、あとはバッテリーの減りが異常に早い(実際はまだ残量があるのに少なく表示される)のがネックなのですが、これからボトムフィーダーを使ってみたい方やMODをPCにつないでゴニョゴニョ設定するのが好きな方にはジャストフィット間違いなし!
Kangertech DRIPBOX2はベプログショップにて絶賛発売中!
お買い求めはこちらからどうぞ!

お買い忘れはないですか?
MOD
タイトルとURLをコピーしました