Cloupor miniといえばサブオーム対応テクニカルMODがまだ一般的ではなかった頃に、彗星の如く現れたBOX MODでしたね。
ミニマムボディにMAX30Wのパワー、そしてサブオーム対応という現在でも十分使えるスペックは多くの愛好者を生み出しました。
ちょうど同時期にサブオームコイルを搭載した爆煙クリアロマイザー「Atlantis」が発売された事もあってその人気はさらに加速、一大サブオームBOX MOD&クリアロマイザー旋風が市場に吹き荒れたのは記憶に新しいと思います。
あれから数カ月、温度管理機能搭載がデファクトスタンダードとなった中華BOX MOD市場に一石を投じるかのように、ヤツがパワーアップして帰ってきました。
本日はCloupor mini plusのレビューです!
商品提供 ベプログショップ
Cloupor mini plus
VW 1W~50W
VV 0.5V~7.0V
対応抵抗値 0.1Ω~3.5Ω (VV/VWモード時)
0.1Ω~0.5Ω (Ni TCモード時)
0.1Ω~0.8Ω (Titanium TCモード時)
温度管理機能 200°F~600°F、100℃~300℃(10J~50J)
バッテリー 18650×1
充電用マイクロUSBポート搭載
専用シリコンケース付
寸法 78.5mm x 37mm x 22mm
カラー ホットピンク、ホワイト、ダークオレンジ、ダークブルー、ブラック
特長
・マイクロボディーに最大50Wまたは7.0Vのハイパワー!
・温度管理機能搭載、10J~50Jまで任意の熱量を設定可能な上オートコントロールモードも!
・Ni200コイルはもちろんチタンコイルにも対応!
・PWM制御ではなく独立した電圧昇降回路を搭載!
・電池交換式だから長く使える!しかもmicroUSBで充電可能!
ディテール
電子タバコらしからぬポップでキッチュなデザインのパッケージ。
カラーバリエーションからも女性ユーザーを強く意識して作られていることが伺えます。
パッケージを開けるとシリコンケースに入ったCloupor mini plus本体、電池蓋用のスペアマグネット、USBチャージャー、取扱説明書、VIPカードが入っています。
シリコンケースを脱がせてみました。
ぱっと見は前作Cloupor miniと見分けがつきませんね。
よく見ると前作のマットなブラックとは違い、微細なラメがちりばめられた奥行きのあるブラックになった事が分かります。
焼付バーニッシュ塗装が施され、傷つきにくくなっているということです。
スレッドは510、コンタクトピンはネジ式からスプリング式に変更。
底面には充電用microUSBポートとベントホール。
電池蓋を外してみました。
18650バッテリー1本で駆動、フラットトップ推奨です。
見慣れた感のあるインターフェース。
VWモード時は1W~50Wまで、0.1W毎に出力調整可能。
こちらはVVモード。
こちらも0.5V~7.0Vまで0.1V毎に出力調整可能です。
そしてお待ちかねのTCモード。
左上からアトマイザー抵抗値、熱量、上限温度、そして右下に小さく表示されているのがコイルの種別です。
熱量は1J~50Jまで任意の数値を設定可能な上、アトマイザーの抵抗値と設定した上限温度から最適な熱量をリアルタイムに制御してくれるというオートコントロールモードも搭載。
TCモード時に+、-ボタンを同時長押しするとコイル種別選択モードに。
ニッケルまたはチタンを選択できます。
また、以前にレビューしたIJOY Asoloと同じくドライパフ検知機能を搭載。
コイル抵抗値の変化からウイックの状態を推測し、ドライパフと思しき状態になると自動的にカットオフがかかるようになっています。
アトマイザーを乗せるとこんな感じ。
ショートタイプのドリッパーとの相性は抜群。
前作は22mmのアトマを載せると本体からややはみ出してしまいましたが、plusになってその点は解消されています。
手に持つとずっしりと重みを感じます。
この重みを高級感と取るかそうでないかは人によって分かれそうですね。
コットンバーンテスト
さて、恒例のコットンバーンテストです!
ドライパフ検知機能が作動しないようVGを含ませたウエットコットンを0.22ΩのNi200等間隔コイルに通し、熱量オートコントロールモードで400°Fから600°Fまで、100°F毎に5秒間通電テストしてみました。
(200°Fから300°Fは変化無しのため割愛)
どの設定温度においてもコットンがうっすらと色づく程度。
間違ってもコットンが炎上したりコイルが赤熱化したりすることはありませんでした。
このことから、Ni200での温度管理は問題なく動作していると見ていいでしょう。
ちなみにメーカーによるとCloupor mini plusはPWM制御ではなく電圧の昇降をそれぞれ独立した回路によって行っており、レスポンスの高い温度管理を可能にしているということです。
koopor miniのデュアルドライバーシステムと同じシステムのようですね。
※チタンコイルを用いてのコットンバーンテストは後日追記予定
吸ってみた
何はともあれ吸ってみない事にはMODの真価は問えません。
まずはVV/VWから。
最近お気に入りの超爆煙クリアロマイザーiSub APEXで、
「スコーーー、プハーーー!!」
いいですねぇ!
パフボタンのクリック感とレスポンスの良さは前作から継承されており、実にストレスフリーな印象。
毎日使う物だからこそ操作感の良さは重要なファクターの一つだと思います。
また、先にも述べた通り、手にずっしりと感じる重さは所有感はたまた高級感さえ感じさせてくれます。
次はTCオートコントロールモード。
0.2ΩNi200コイルのrussianで
「スコーーー、プハーーー!!」
これまたおいしいです!
パフボタンを押している間、出力が昇降しているのが分かります。
VV/VWモード時に比べミスト温度が体感できるほど下がっており、繊細なフレーバーのリキッドをラングヒットでガッツリ味わいたい時などに有効でしょう。
さらに、ニッケルよりも長持ちすると言われているチタンコイルを使用すれば、コイルを巻きなおす手間が省けるという大きなメリットもありますね。
総評
不動の人気を築いたCloupor miniのDNAを継承しつつ、最新機能で完全武装。
リリースラッシュが続く中華TC BOX MODの中でもCloupor mini plusはデザイン、性能ともに抜きん出ており個人的にイチオシです。
別途18650バッテリーとアトマイザーが必要ではあるものの、これ一台で完結できる素晴らしいポテンシャル。
中級者や上級者はもちろんのこと、これからVAPEを始めたいという初心者にこそ是非手に取っていただきたいMODです。
恐らくCloupor mini plusを手にしたら、当分の間はMODを買い換える必要がないんじゃないかな。
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