Eleaf iStick Pico Plus(ピコプラス)レビュー

25mmが乗るだけじゃない!

2021年型アップデートを遂げたピコ最新作、「Eleaf iStick Pico Plus」のレビューです!

※商品提供 Sourcemore

 

Eleaf iStick Pico Plus 製品詳細

サイズ 25 x 70.6 x 47mm
重量 92g
材質 アルミニウム合金、亜鉛合金
出力 1W~75W
VAPEモード VW/TC(Ni,Ti,SS,TCR)/Bypass
対応抵抗値 0.1Ω~3.5Ω(VW)
0.01Ω~1.5Ω(TC)
温度管理範囲 100℃~315℃ / 200°F~600°F
ディスプレイ 0.91インチOLED
スレッド 510
バッテリー 18650 x 1
USB タイプC(5V/2A高速充電対応)
保護機能 短絡保護、過電流保護、過充電保護、過放電保護、極性反転保護、カットオフ

キット内容


Eleaf iStick Pico Plus本体
Type-Cケーブル
マニュアル
バッテリーに関する注意書き
保証書

 

ディテール

こちらがiStick Pico Plus。
元祖iStick Picoとほぼ同じルックスではあるものの、随所にアップデートが施されています。
ちなみにPico Plusの元ネタは世界的に有名なヨーロッパのVAPEストア「Pipeline Store」が、EleafにOEMで作らせたPico Pro。
Pico Proは24mmまでのアトマイザーに対応し、初期ロットはPicoと同じ基板を搭載していました。
後に、今回レビューするPico Plusと同じタイプCポート搭載基板モデルが登場し、現在も販売されています。

 

iStick Picoと比較してみよう

まずは気になる元祖ピコとの違いについて、両者を並べて比較してみましょう。

 

左:iStick Pico Plus 右:iStick Pico 

ボディの幅と高さは両者とも同じ。
しかしピコプラスは上下のベゼルが3mmほどせり出しています。

 

本体上部を見ると形状の違いが一目瞭然。
ボディ自体の厚さは同じですがピコプラスのベゼルは510コネクタ側が広がっており、510コネクタ自体も端に移動しています。

 

インターフェースはmicro USBがタイプCに、パフボタンが存在感のある物にそれぞれ変更されました。

 

パフボタンはボディからかなり突出しているのが分りますね。
また、バッテリーキャップも着脱しやすいデザインに変更されています。

 

バッテリーは18650を1本、ポジティブを下側にして挿入しましょう。

 

本体底面には+、-ボタンとベントホール。
デザインは元祖ピコとほぼ変わりません。

 

各モード説明

iStick Pco Plusのオペレーションはとっても簡単。
VAPEモードは大きく分けてVWモード、TCモード、Bypassモードの3つのみ!
iStick Pco Plusは元祖ピコの初期ファームウェアとほぼ同じメニューで構成されています。

VWモード


1W~75Wまでのワッテージをコントロールできるモード。
コントロールの最小値は0.1W刻みではなく0.5W刻みになりました。
プリヒート機能はありません。

 

TCモード


温度管理モード。
プロファイルはNi、Ti、SSとTCR1~3の合計6つ。
温度管理範囲は100℃~315℃/200°F~600°Fで、摂氏/華氏切替可。

 


最大ワッテージは1W~75Wまで自由に設定できます。
チップの進化によって常時抵抗値を読み取っているのか、元祖ピコにあった抵抗値ロック機能はオミットされています。

※TCRとは?
TCRは「温度抵抗係数」の意。
ワイヤーに応じたTCR値(温度抵抗係数)を設定し、プロファイルに無いワイヤーを用いた運用や、より精度の高い温度管理が可能。
各ワイヤーのTCR参考値は後述します。

 

Bypassモード


バッテリーの電圧をダイレクトにアウトプットするBypassモード。
バッテリーの残量によって出力が変化します。

 

操作方法

■基本操作

・電源オンオフ
パフボタン5クリック

・モード切替
パフボタン3クリック

・ボタンロック
+、-ボタン同時長押し

・ステルスモード
パフボタン、-ボタン同時長押し

・TCモード最大W設定
TCモード時にパフボタン4クリック

・DRY-PROOFモードオンオフ
パフボタン、+ボタン同時長押し

※DRY-PROOFモードとは?
通電時のリキッド残量によるコイル抵抗値の変化を読み取り、アトマイザーの空焚きを防止する機能。
同社の「EC-Aコイル」使用時のみ動作保証された限定的な機能のため、通常はOFFにしておいてOKです。

 

■電源オフ時にできる操作

・ディスプレイ反転
+、-ボタン同時長押し

・バッテリー電圧表示
パフボタン、-ボタン同時長押し

・TCR値設定
パフボタン、+ボタン同時長押し

TCR値設定画面では、任意のTCR値をM1~M3の3バンクにメモリー可能です。
マニュアルにTCR値についての記載がないため、参考までに元祖ピコのマニュアル記載のTCR値を掲載しておきます。
Nickel 600~700
Titanium 300~400
NiFe 300~400
SS(303、304、316、317) 80~200

 

フィッティング

元祖ピコには乗せられなかった23mmのRTA、Taifun GTRも装着可能。

 

ちょっと見た目のバランスが悪いかな?
やはり小さなアトマイザーの方が似合う気がします。

 

というわけでこちらはAntiquity RDA。
うん、やっぱり良い感じ。

 

でもこれ乗せるなら元祖ピコでいいんじゃね?とも思いますがこれはこれで良し。

 

ここが良くてここがイマイチ


まず気に入ったのがパフボタン。
元祖ピコのそれよりもはるかに存在感があってクリック感満点。

次に驚いたのは立ち上がりの速さ。
パフボタンを押してからのディレイタイムは極限まで削られており、なおかつ設定したワッテージまで一気に上り詰めるのがたまらなく気持ちよい。

グリップ感については上下ベゼルのが飛び出し具合にまだ慣れず、時々ベゼルのエッジが手にひっかかって痛いなと感じることがあります。
これは使っているうちに慣れていくでしょう。

ルックスに関して気になったのは、510コネクタの中心がベゼルの飛び出している側寄りになっているため、真横から見ると22mmのアトマイザーを乗せたとしてもボディからズレてる点。
個人的には22mmを乗せた時にボディとツライチになるようにしてほしかったなと。
いやいやそれなら元祖ピコ使えってことになるんですけどね。

 

総評

 

元祖ピコと良い勝負。

 

乱発が止まらないPicoシリーズ。
オリジナルを超えるものはないだろうと思っていましたが、Pico Plusは元祖ピコと良い勝負。
以下、現時点での両者の良い点とイマイチな点を簡単にまとめてみました。

 

元祖ピコ

良いところ
・ルックスが良い
・カラバリが豊富
・純正ファームウェアが豊富
・Arctic Foxを使える
イマイチなところ
・23mm以上のアトマは乗せられない
・ファームによるがデフォルトだとレスポンスが遅い。

 

ピコプラス

良いところ
・25mmまでのアトマを乗せられる
・USBが2A高速充電対応のタイプC
・パフボタンの操作感が向上している
・デフォルトでパフレスポンス抜群
イマイチなところ
・22mmアトマを乗せてもボディからズレて見える
・ファームウェアアップグレードの可否が不明

Pico PlusはVAPE初心者だけではなく、「一周回ってピコが最高」というヘビーユーザーの方にとっても大変魅力的に見えるのではないでしょうか?
使いなれたPicoとほぼ同じルックスなのに、使用感は全く別物。
箱出しの状態でイイ感じに使えてちょっと大きなアトマも乗る。
これほど胸をくすぐられるPicoは元祖ピコ以来かもしれません。

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