大ヒットしたKangertechのスターターキットSUBOX mini。
右を向いても左を向いてもみんなSUBOXでワコンダ吸ってた時期がありましたね。
さて今日はそんな傑作SUBOX miniの後継機、TOPBOX miniのレビューです!
商品提供 ベプログショップ
Kangertech TOPBOX mini
・KBOX mini TC-75
サイズ 82mm×39mm×22mm
材質 亜鉛合金製
出力 7W~75W
温度管理機能 100℃~300℃(200°F~600°F)
温度管理対応ワイヤー Ni、Ti、SS、NiCr
対応抵抗値 0.1Ω~2.0Ω
バッテリー 18650×1本
充電用micro USBポート搭載
・TOPTANK mini
サイズ 42mm×22mm
材質 ステンレススチール製
タンク材質 ガラス製
タンク容量 4ml
付属コイルユニット 0.15Ω Ni200 SSOCC(本体にプリセット)、0.5Ω SSOCC、0.5Ω クラプトンSSOCC、mini RBA Plus
エアフローコントロール搭載
特長
・高性能なタンクとMODがセットになったスターターキットの決定版!
・18650バッテリー1本で最大75Wのハイパワー!
・Ni、Ti、SS、NiCrの温度管理が可能!
・タンクは主流になりつつあるトップリフィル採用!
・手巻き派にも嬉しいRBAユニット付き!
ディテール
箱を開けるとKBOX mini TC75本体、TOPTANK、0.5Ω SSOCCコイル、0.5Ω クラプトンSSOCC、mini RBA Plus、充電用USBケーブル、マニュアル類、バッテリーシール、オーガニックコットン、精密ドライバー、予備イモネジが入っています。
こちらがKBOX mini TC75本体。
写真だとどうしてもチープに見えてしまいますが、実際に手に取ってみると非常に質感が良くて驚きました。
亜鉛合金製だけあって若干重みはあるものの、逆にそれが質感の良さと相まって高級感さえ感じさせてくれます。
カラーリングはホワイト、ブラック、レッド、ステンレスモデルの4種。
サンプルにいただいたこの赤が実にいい感じの赤で、まるでクルマのボディーのように思えてきます。
スレッドは510、スプリングロード式のコンタクトピン。
側面にはパフボタン、ディスプレイ、+ボタン、-ボタン、充電用microUSBポートが並びます。
バッテリーカバーにはkangertechのロゴを模したベントホール。
カバーは4つのネオジム磁石でカッチリと固定されており、ガタつきは皆無。
18650バッテリー1本をポジティブが下になるようセットします。
ディスプレイを見てみましょう。
こちらはVWモード時の表示。
左からバッテリーインジケータ、アトマイザー抵抗値、カレントボルテージ、ワッテージ。
そしてこちらがTCモード時。
左からバッテリーインジケータ、アトマイザー抵抗値、カレントワッテージ、設定温度、コイル種別。
設定温度は摂氏・華氏切替可能、また、左右反転表示も可能です。
こちらはTOPTANK。
一世を風靡したSUBTANKが正統進化を遂げて返ってきました。
このタンクの一番のウリは何といってもトップリフィル。
トップキャップを外して手軽にリキッドチャージできるのは快適ですね。
エアフローは三段階。
一番大きなエアフローは無段階調節可能です。
セットに付属のコイルユニット。
左から0.5Ω クラプトンSSOCC、0.15Ω Ni200 SSOCC、0.5Ω SSOCC、mini RBA Plus。
SSOCCといってもステンレスコイルではなく、ステンレススチール製の外装であるという意味のようです。
mini RBA PlusはNEBOX付属の物とは若干異なり、ジュースホールが小さくなっていました。
供給過多による漏れを抑えるためでしょうか、細かなバージョンアップを行ってくれるメーカーの姿勢はユーザーにとってありがたいですね。
このmini RBA plusのビルドが驚くほどカンタンで、初心者の方がRBAデビューするのには最適だと思います。
TOPTANKを分解してみました。
左からベースキャップ、コイルユニット、ガラスチューブ、インナーパーツ、トップキャップ、ドリップチップです。
ここまで分解できれば洗浄もカンタンですね。
アトマとMODを合わせるとこんな感じ。
シンクロ率ハンパないですね。
赤だと通常の3倍美味しく吸えそうです。
吸ってみた
まずはノンニコのGVCをラングヒットで吸ってみましょう。
コイルはカンタルで0.8Ωにビルドしなおしたmini RBA Plus、エアフロー全開で17Wでいってみます。
「スコーーー、プハーーー!」
おおおお、美味しいです!
まず特筆すべきは立ち上がりの良さ!
他のMODより3Wくらい低めで吸ってちょうど良いくらい。
恐らくプレヒートに相当パワーかけてるんじゃないでしょうか。
また、ボタンのクリック感やレスポンスも申し分ないですね。
グリップ感満点の本体と軽快な操作感がすごく快適で大変気に入りました。
タンクに関して言えばやはり安定のボトムエアフロー、フレーバーが実に良く出ています。
しかしエアフロー全開でもドローはやや重め。
これはもしかしたらマウストゥラングヒット向けじゃないかなと言う事でニコチンを添加したGVCをチャージし、エアフローを最小に絞ってタバコ吸いで吸ってみました。
「スコーーー、プハ・・う、美味い!!」
やるな、Kangertech!
このタイトなドロー、大好きです。
普段はニコリキを煙草吸いしている筆者にとってこのドローの重さは非常に魅力。
もう少し細めのドリップチップに交換すればもっと美味しく吸えるでことでしょう。
TOPTANKはラングヒット、マウストゥラングヒット両方イケて味も良し、しかもトップフィルという一粒で3、4度おいしいタンクです。
やっぱりSUBTANK含むこれまでの製品で培ったノウハウが活かされてるんでしょうね。
ひとつだけ気になるのは、本体がスタンバイモード(ディスプレイ表示無し)の状態でアトマイザーを乗せ換えると認識されない点。
アトマイザーを取り外してから一旦パフボタンを押し、NO ATMIZER状態(抵抗値表示が9.99Ω点滅)にしてから乗せ換えるか、ディスプレイ表示有りの状態でアトマイザーを乗せ換えましょう。
コットンバーンテスト
Kangertechの温度管理はいったいどんなものでしょうか?
ドライコットンをコイルに通し、200°Fから600°Fまで100°Fごとに10秒間通電してみました。
ちなみにSSワイヤーが手元にないためNi、Ti、カンタルでのテストになります。
まずは0.16Ω Ni200等間隔コイルでのリザルト。
200°F~400°Fまではコットンに全く変化なし。
500°Fで健康的なテニス部女子を彷彿とさせる小麦色、600°Fにおいてはかなり焼けてしまいました。
こちらは0.24Ω Tiマイクロコイルでのリザルトです。
200°F~300°Fまでは変化なし、400 °Fでプリン色、500°Fで褐色アジア少女、600°Fにおいてはコットンが焦げて真っ二つです。
そしていよいよカンタルでのテスト!の予定でしたが、200°F設定においてもコイルが赤熱化する事が分かりやむなく中止。
NiCrモードは、以前にレビューしたIJOY ASOLOのように温度管理ではなくテイストコントロールと考えた方が良いと思います。
Ni、Tiに関しては500°Fまでの運用が良さそうですね。
実際にNi200コイルユニットを用いて吸ってみたところ、410°Fで十分に納得できるテイストが得られました。
美味しく吸えるかどうかという点においては全く問題無いと思います。
総評
バッテリー1本で駆動し本体で充電可能、75Wまで出せる上に温度管理機能まで搭載したMODと、タバコ吸いからVAPE吸いまで自由自在、RBAユニットもついてなおかつトップフィル方式のタンクの組み合わせという今まさに最新のフィーチャーがぎゅっと詰め込まれたスターターキット、TOPBOX mini。
多分これさえあれば当分は事足りると思われるポテンシャルの高さは、スターターキットの枠をはるかに超えていると思われます。
TOPBOX miniはこれからVAPEを始めたいというニューカマー、もしくはペンタイプからランクアップしたいと考えてる方に今最もオススメしたいスターターキットの大本命。
TOPBOX miniで素晴らしいVAPEライフを始めましょう!