VINEGAR WORKS ANTIQUITY RDAレビュー

今日のレビューはVINEGAR WORKS ANTIQUITY RDA(ビネガーワークス アンティクウィーティRDA)。

他に類を見ない革新的な構造と、理にかなったコンセプトが特徴のRDAです。
VAPEアトマイザー史に間違いなくその名を残すことになるであろう会心作、早速レビューをご覧ください。

※商品提供 Vaper’s Nest

 

ANTIQUITY RDAスペック

スレッド  510
本体材質  SS316
本体サイズ  22 x 16.5mm
デッキ外径  16mm
デッキ内径  12mm
エアホール  1.2mm
ドリップチップ材質  ブラックデルリン
ドリップチップサイズ  11.8 x 4mm

セット内容


ANTIQUITY RDA x 1
ブラックデルリンドリップチップ x 1
BFピン x 1
スペアスクリュー x 2
スペアOリング x 4

 

22mmの皮を被った狼


ANTIQUITY RDAは直径22mm、サイドエアフローのMTL向けRDA。
トップキャップには1.2mmのエアホールが一つ。
エアフローコントロールはありません。

 

ドリップチップを含めても高さはわずか20mm弱。
ローハイトなフォルムとシンプルなデザインが非常にカッコ良く、かつ高級感も感じさせます。

 


驚くのはその構造。
デッキ外径はなんと16mm、内径に至ってはわずか12mm。

ルックスこそ22mmアトマイザーですが、実質は16mmアトマのように濃厚なフレーバーを作り出せるという驚きの構造です。

 


トップキャップは厚さ3mm。
天井部分にかけてゆるやかなドーム型シェイプ。
エアホール部分はさらに一段内側へ入り込んでおり、デッキ内を完全密封するとともにさらに狭小な空間を作り出します。

 


ドリップチップを外して上から見ると、チャンバー内がいかに狭いかが分かりますね。

 

デザインと機能の両立


付属のドリップチップはブラックデルリン製。
GRAMのPETACCOやTAIRA3000に通ずる超ローハイトなデザインが特徴です。

中心部の内径は約4mmくらいでしょうか。
上部と下部は内径が広がっており、フレーバーの乗ったミストを一旦凝縮してぶわっと放出するというイメージ。
特に上部の内径の広がり方は深くなっているので、万が一ミストが唇に直撃してもさほど熱く感じることはなさそうです。

 


さらにANTIQUITYのトップキャップ上部はぐるっと一周くぼみが設けられており、ローハイトなドリチを咥えても唇がトップキャップに接触するのを防いでくれます。

これ、ものすごい配慮だと思いませんか?
ローハイトなシルエットを犠牲にすることなく、快適性をも追及した非常に秀逸なデザインだと思います。

 

シンプルなパーツと簡単なデッキ


ANTIQUITYはデッキ、トップキャップ、ドリップチップの3ピースで構成されています。
各パーツの着脱は固くもユルくもなく「調度いい」感じ。
特にトップキャップをはめ込む時のヌルっとした感覚が気持ちいい。

 


オプションとして樹脂製のクリアキャップもラインナップ。

 


スレッドは510、コンタクトピンは固定。
デフォルトではBFピンがセット済み。
もちろんノーマルピンも付属します。

 


デッキは2ポスト、シングルコイルビルド前提デッキ。

 


小さなデッキながらウエルは深め。
リキッドの保持量はそこそこ期待できそうです。

 

ビルドしてみた


ビルドは超簡単。
コイルの両足をポストに引っ掛けて固定するだけ。
写真のビルドはKanthal 26G 2.5mm micro 6wrap 0.65Ω。

 


コイルの高さはポストからコイルが半分くらい飛び出すくらいでOK。
26Gだと2.5mmコアでギリギリのサイズ。
もう1ゲージ下げて28Gの2.5mmでビルドする方が良いと思われます。

 


コットンを通してウエルにモフッと詰めれば完成。

 

エアホールの位置はどこに合わせるか
ANTIQUITY RDAはデッキの構造上、コイルに直接エアーを当てられません。
エアホールの位置はエアーがポストに当たるようにするのがベストです。
ただしコイルにエアーが当たるよう、コットンを寄せて導線を作るのもアリ。
エアホールの位置によってフレーバーが大きく変化しますので、好みの場所を見つけ出しましょう。

 

フィッティング


ANTIQUITYの名にあやかって、古き良きCフレームMODをチョイス。

 


チョイ幅の広いZeroとの相性もいい感じ。

 


もちろんiStick Picoにもシンデレラフィット。

 


クリアキャップの透明感がPicoにとても似合っていますね。
ただし個体差なのか、ピコンカーでは通電しませんでした。残念。

 

吸ってみた

ニコチンを添加したTom Klark’s Tom Sawyer Classicをドリップし、15Wでパフってみました。

「スコーーー、プハーーー!」

トップ~ミドルノートの出方が鮮烈!
吸いなれたリキッドをANTIQUITY RDAで吸うと、今まで気づかなかったフレーバーを感じられること間違いなし。
ベースノートはボトムエアフローのようなベタっとした感じではなく、ソリッド感・エッジ感のあるはっきりとした味わい。
全体的にコントラストが高く、クリアーでバランスのとれたフレーバーが楽しめます。
これはめちゃくちゃ美味い。

ミスト

ビルドによるところですが、さほどミストは熱くありません
コイルは26G 2.5mmが限界サイズでしょう。
完全なるクールミストにするには28Gくらい細いワイヤーでのビルドがおススメです。

ドロー

MTL前提の絶妙な重さです。
決して軽すぎず、かといって重すぎて吸い疲れることもありません。
リアルタバコよりほんの少し軽いかな?程度。

使用感

ドリチの加え心地が心配でしたが、取りこし苦労だったようです。
無理なく自然体で吸えてしかも熱くない。
吸気音も静かだし、とても上品。
各パーツの作りもしっかりしていて美しく、「良い物」であることが一目でわかる。

これは思わず毎日ガンガン使ってしまって愛着湧きまくるタイプのアトマイザーです。

総評

 

これはドリッパーの革新です。

 

内径のちいさなアトマイザーは大変美味しいもの。
しかしMODとツライチに合わせるためのスラントリングの使用が意外と面倒だったり、場合によっては不格好なものに見えるという問題がありました。

また、350サイズの小さなMODが人気の昨今、それに見合うアトマイザーの選択肢は決して多くなく、さらにMTLとなるとなお選択肢が限られるため、熱々ミストを細いドリチで吸うだけの無理なMTLを強いられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

しかしANTIQUITY RDAならそういった問題はすべて解決。

・22mmのルックスでありながら内径が狭くて美味しい。
・極限まで抑えたローハイトデザイン。
・クールミストをタイトドローで味わえる。

BOXに乗せるもよし、350チューブに乗せるもよし、BFで使うもよし。
VAPEをMTLで美味しくカッコ良く吸いたいというニーズに対し、120%の満足を得られること間違いなし。

個人的にはPicoに乗せてクリアキャップの組み合わせ、これヤバいです。
美味しいしなんといっても超カッコイイ。
久しぶりに素敵なアトマに出会えてやっぱりVAPEって楽しい、最高!とテンション上がりまくり。
今年のヘビロテアトマに決定です!

 

購入方法

ANTIQUITY RDAは、Vaper’s Nestさんにて絶賛発売中です。
お買い求めはこちらからどうぞ!

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RBA
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