Eleaf iStick Pico New Versionレビュー

世界で最も売れ続けているBOX MOD、「iStick Pico(アイスティック・ピコ)」が2021年モデルへとマイナーチェンジ!
Eleaf iStick Pico New Versionのレビューです!

※商品提供 Sourcemore

Eleaf iStick Pico New Version

サイズ 45 x 23 x 70.5mm
材質 亜鉛合金
重量 90g
スレッド 510
モード VW/Bypass/TC(Ni,Ti,SS,TCR-M1,M2,M3)
出力 1W~75W
対応抵抗値 0.05~1.5Ω (TC)
0.1~3.5Ω (VW / Bypass)
温度管理範囲 100~315℃ / 200~600℉
USB Type-C(5V/2A)
ファーム更新 不可

 

オリジナル版ピコとの違い

まずはディテールチェック。
写真左:iStick Pico New Version
写真右:iStick Pico Original Version

ご覧のようにルックスに違いは全く見受けられません。
私たちがよく知っているあのピコそのものです。
しかしiStick Pico New Versionでは2つの大きなリファインがなされています。

 

チップがリニューアル


最も重要な変更点がこれ。
iStick Pico New VersionにはEleafの最新チップが搭載され、操作性・レスポンスが格段に向上しています。
搭載されているVAPEモードやボタンロック、ステルスモードなどの基本的な機能はオリジナル版ピコに準じていますが、いくつかの部分で変更が見られます。

 

ワッテージ調整ステップの変更


VWモード時のワッテージ調整ステップが変更されました。
オリジナル版ピコでは0.1Wステップでしたが、iStick Pico New Versionは0.5Wステップ。
ただしTCモード時の最大ワッテージ調整はオリジナル版ピコと変わらず0.1Wステップで調整できます。

 

機能の簡素化


オリジナル版ピコのファームウェアをアップグレードすることで利用可能だった以下の機能はバッサリオミットされました。
・シンプルインターフェース
・ロゴ表示
・プリヒート機能
・スマートモード
・サブパラメータ―(カレントボルテージ・パフタイム・パフカウンター)の表示選択
また、TCモード時の抵抗値ロックも無くなりました。

 

ファームウェアアップグレード不可

ファームウェアのアップグレードができなくなりました。
Arctic Foxのようなサードパーティー製ファームも使えません。

 

USBポートがType-Cに


USBポートは5V/2A高速充電対応のType-Cポートに変更。
フル充電に必要な時間が大幅に短縮されたのは嬉しい。

 

iStick Pico New Versionの操作方法


操作方法はオリジナル版ピコと全く同じです。

電源オンオフ
パフボタン5クリック

モード切替
パフボタン3クリック
+ or – ボタンで選択
パフボタンで決定

ステルスモードオンオフ
パフボタンと-ボタン同時長押し

ボタンロック
+ と – ボタン同時長押し

TC最大ワッテージ変更
TCモード時にパフボタン4クリック
+ or – ボタンで変更
パフボタンで決定

ディスプレイ反転
電源オフ時に+ と – ボタン同時長押し

バッテリー電圧表示
電源オフ時にパフボタンと – ボタン同時長押し

TCR設定
電源オフ時にパフボタンと+ボタン同時長押し
+ or – ボタンで変更
パフボタンで決定

TCR参考値一覧
Ni200 600~700
Ti 300~400
NiFe 300~400
SS(303、304、316、317) 80~200

 

フィッティング


ローハイト&狭小デッキが大人気のRDA、ANTIQUITYとのフィッティング。
やっぱり超似合う、大好き。

 


Picoはドリッパーだけでなくタンクも似合うんですが、筆者はこういうミニマムなセッティングがツボ。
ちなみにPicoは写真のBlack&Silverモデルが一番お気に入りです。

 

使用感

手にした時の感覚は間違いなくピコ。
各種ボタンのクリック感もピコそのまんま。

しかしパフレスポンスが劇的に向上し、ストレスを全く感じさせないVapingが可能になっています。
また、ワッテージ調整が0.5Wステップになったと同時に、+/-ボタン長押し時のウエイトが少なくなってヌルヌル動いてくれるのが非常に気持ちいい。
もっさりとしたオリジナル版とは全く違い、まるで狐を入れたかのような機敏な動作へと生まれ変わりました。

 

総評

残念だけど良い。

 

今でも売れ続けているiStick Pico、メーカー的にはタイプCポートの搭載とチップの刷新を持ってPicoの延命を狙ったのでしょう。
しかしファームをイジれなくしたのはコアユーザーにとっては痛い。
「狐あってのピコ」とまでは言いませんが、個人的にはオリジナルチップのままピコを生産し続けてほしかったという気持ちが若干あります。

とはいえ最新チップによってパフレスポンスと操作性は格段に向上してるし、タイプCで高速充電可能だし、箱出しのデフォルトで大変快適に使えることは確か。
それに何と言ってもこのフォルムにこのサイズ、やっぱりPICOは良いなとしみじみ思っちゃいます。

ちなみに2021年8月時点でオリジナル版ピコはすでに生産終了。
どうしてもピコで狐を使いたいという方は、デッドストックを漁るかPIPELINE PICOを選ぶことになります。
デッドストックを探す場合、国内/海外問わず「オリジナル版」なのか「New Version」なのかをちゃんと表示しているショップが現時点ではほとんどないため、購入前に必ずショップに問い合わせましょう。

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