AROMENシリーズ最後の刺客!
Tom Klark’s AROMEN #06 Apfel Minz Likör(アップルミントリキュール)のレビューです。
※商品提供 Tom Klark’s
Tom Klark’s AROMEN #06 Apfel Minz Likör
原産国 | ドイツ |
内容量 | 60ml |
VG/PG比 | 70:30 |
ニコチン | 0mg |
市場価格 | 2948円(税込) |
※上記はVaper’s Nest限定仕様のスペックです。
※本家サイトでは10mlまたは100ml入り6倍希釈用フレーバーのみの販売となります。
トムによるフレーバー解説
蒸留酒の発見は、リキュールの発見にもつながりました。
アルコールを別々に抽出することが可能になり、さまざまなハーブやフルーツを使って精製することができるようになりました。
秋に収穫期を迎えるリンゴのフレーバーは、トム・クラークのウインターエディションにふさわしいフレーバーです。
完熟した秋のアップル、ほのかに冷たいミント、そしてリキュールの美しい甘さがブレンドされています。
まずアップルの熟した甘みを感じ、それがミントの繊細なフレッシュさと融合します。
これら対照的な2つのアロマの組み合わせの成功は、リキュールのクリーミーで温かみのある甘さによって生み出され、この組み合わせに多彩なコクを与えています。
両者の相互作用は、リキュールの微妙なアルコールのノートで洗練されています。
これら3つの要素を正確に調整することで、爽やかさと甘さと同時に丸みを帯びた香りが生まれ、寒い冬に喜びと暖かさを与えてくれます。
70 VG / 30PGの混合比のニュートラルベース。
このリキッドはDL、MTLとも最適に楽しむことができます。
アップルのフレーバーは特に高温でより感じられます。
テイスティング
「アップルとミント」という王道、しかし悪く言えばありきたりなフレーバーを一体トムはどう解釈したのでしょう。
いつものようにニコチンを添加し、1ΩのAntiquity RDAに13Wでパフってみました。
「スコーー、プハーー!!」
未だかつてこんなアップルミントフレーバーがあったでしょうか。
駄菓子ライクなベタっとしたアップルでも、リアリティーを追求してかえってわざとらしくなってしまったアップルでもありません。
Apfel Minz Likörは、アップルという果実そのものが持つ独特の香気をそのままリキッドに溶かし込んだような、ナチュラルで芳しい香りです。
一服の清涼剤となって口の中を駆け抜けていくのは、まるでミントの葉をかじったかのようなフレッシュな青さとわずかなほろ苦さ。
冷たいだけのミントではなく、AROMEN#02 Johannisbeere-Minzeで味わえるものと同じ、ボタニカルな魅力がぎっしり詰まったミントフレーバー。
そしてそれらを繋ぐのは、なんとも心地よい甘さを持ったリキュールフレーバー。
これが吸いごたえのあるボディとなり、先述のアップルとミントを実に上手い具合に結び付けています。
実に繊細で優雅、俗っぽく言うならば「大人のアップルミント」。
このとても素敵な味と香りはやはり天然香料のなせる業なのでしょうか。
後にも先にもこれを超えるアップルミントリキッドが出てくることはないでしょう。
ガンクも全くと言っていいほどつかないし、DL/MTL両対応。
ちなみにタンクに入れて丸一日放置しただけで、リキュールの旨味と甘さがガッツリと前に出てきます。
筆者はこの甘みが出てきた頃合いの味が大変好み。
先日レビューしたラムオレンジブロッサムと同じくらい気に入ったので、Dvarwで吸い始めたらもうチェーンが止まらない。
あっと言う間にワンタンク、ツータンクが消えてなくなるという恐ろしいリキッドです。
総評
奇跡の一本。
絶対普通のアップルミントじゃないと思ってました。
恐ろしく独創的なのに、どれだけでも美味しく吸える。
主張しすぎず、かといって物足らないわけでもない絶妙な味わいはADVに最適。
トムによる細かな計算と卓越したフレーバリングセンスの上だからこそ成立する、奇跡の一本です。
アップルとミントという王道フレーバーに食指が動かない方にこそ吸ってもらいたい大傑作。
常人離れしたトムのフレーバリングセンスに度肝を抜かれること間違いなし!
Tom Klark’s AROMEN #06 Apfel Minz LikörはVaper’s Nestさんにて大好評発売中!
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