VAPEスターターキットの定番「Eleaf iStick Pico」に21700モデルが仲間入り!
iStick Pico 21700は、その名の通り21700バッテリーに対応したiStick Picoの最新モデル。
今日は iStick Pico 21700と、同社の爆煙クリアロELLOがセットになったスターターキット「iStick Pico 21700 with ELLO」をレビューしてみましょう!
商品提供 ベプログショップ
iStick Pico 21700 with ELLO スペック
iStick Pico 21700
サイズ: 51mm x 26mm x77mm
重量: 165.3g (21700バッテリー込)
96.6g (21700バッテリー無)
バッテリー: 21700/18650
最大充電アンペア: 2A
スレッド: 510
出力ワッテージ: 1~100W
出力ボルテージ: 0.5~9V
出力モード: VW/Bypass/TC(Ni/Ti/SS/TCR)
対応抵抗値: 0.05~1.5ohm (TCモード時)
0.1~3.5ohm (VW/Bypass モード時)
ファームウェアアップグレード可
21700バッテリー同梱
18650バッテリー用スリーブ同梱
ELLO
直径: 25mm
高さ: 46mm/54mm
タンク容量: 2ml/4ml
タンク材質:ガラス
重量: 45.6g/50.5g
スレッド: 510 thread
付属コイル:0.25Ω HW1-C x1
0.3Ω HW2 x1
リキッドトップリフィル
ドリップチップ2種付属
エクステンションパーツ付属
iStick Pico 21700 with ELLO 特長
・ピコのフォルムそのままに21700バッテリーに対応!
・25mmアトマが乗せられる!
・最大100Wのハイパワー!
・4000mAhの21700バッテリー同梱!
・新型セラミックコイル搭載の爆煙クリアロELLO付属!
iStick Pico 21700 ディテール
パッケージを開けるとiStick Pico 21700本体、21700バッテリー、micro USBケーブル、ELLO、ガラスチューブ、バッテリースリーブ、コイルヘッド、エクステンションチューブ、ドリップチップ、Oリング、マニュアル類が入っています。
まずは初代iStick Picoと比較してみましょう。
パフボタンとバッテリーキャップに若干の差異はあるものの、そのフォルムから質感に至るまで初代iStick Picoとほぼ同じ。
初代ピコをお持ちの方が手にしたら、まるで数年ぶり親戚の子供に会った時みたいな感覚に襲われることでしょう。
この子の事はよく知ってるんだけど、ちょっと見ない間におっきくなっちゃった感じ。
「おっきくなったね~」とか言いながらこねくり回すと、初代との違いがだんだん見えてきます。
初代との一番の違いはやはりこれ、21700バッテリー対応になったこと。
成長してこんなぶっといモノまで飲みこめるようになりました。
キットに同梱の21700バッテリーはAVATARCONTROLS製、4000mAh、3.7V、30Aのもの。
セルのメーカーを現在調査中ですのでわかり次第追記します。
従来の18650バッテリーも使用できるよう、バッテリースリーブが付属しています。
ポジティブ側をスリーブで包み、本体に装着するだけでOK!
VAPEモードとMENUモード
まずはiStick Pico 21700 基本的な使い方。
電源オン・オフ・・・パフボタン5クリック
VAPEモード切替・・・パフボタン3クリック
MENUモード切替・・・パフボタンと+ボタン同時長押し
キーロック・・・+、-ボタン同時長押し
画面反転・・・電源オフ時に+、-ボタン同時長押し
VAPEモード切替時とメニューモード選択時のディスプレイには分かりやすいアイコンが多用されるようになりました。
それぞれのアイコンの意味は下図の通り。
MENU モード
・抵抗値ロック・・・TCモード時に接続したアトマイザーの抵抗値を計測・ロック
・サブパラ表示選択・・・後述のサブパラ表示領域に表示させるパラメータを選択
・ステルスモード・・・VAPING時にディスプレイを非表示にする機能
・プリヒート設定・・・VWモード時にパフボタンを押してからの立ち上がりをコントロール
・TCR設定・・・TCR値を3バンクまでメモリ
・ロゴ表示・・・PCと接続し、オリジナルロゴを表示させる機能
・バージョン表示・・・ハードウェア、ソフトウェアのバージョンを表示
・バッテリー残量表示・・・バッテリーの電圧を表示
VWモード
設定したワッテージでVAPEできるのがVWモード。
左上からバッテリー残量、カレントボルテージ、抵抗値、サブパラメータ、ワッテージを表示。
サブパラメータは先述のメニュー画面で選択した値(アンペア、パフタイム、パフカウントのうちいずれか一つ)が表示されます。
Bypassモード
バッテリーのパワーをダイレクトに使用するBypassモード。
左上からバッテリー残量、カレントボルテージ、抵抗値、サブパラメータ、モード名を表示。
TCモード(Ni,Ti,SS,TCR1~3)
Ni200、Ti、SSコイルまたはあらかじめ設定したTCR値によって温度管理を行うのがTCモード。
左上からバッテリー残量、最大ワッテージ、抵抗値、サブパラメータ、設定温度、コイル種別を表示。
TCモード時にパフボタン4回クリックで最大ワッテージの調整が可能。
左上からバッテリー残量、設定温度、抵抗値、サブパラメータ、最大ワッテージ、コイル種別が表示されます。
TCRとは?
温度抵抗係数をMODに入力することで、様々な種類のワイヤーで温度管理を行えるようにする機能。
Nickel 600~700
Titanium 300~400
NiFe 300~400
SS(303、304、316、317) 80~200
※iStick Pico 21700のマニュアルに記載が無かったため、初代Picoのマニュアルより抜粋
ELLO ディテール
こちらがキットに付属のクリアロマイザーELLO。
直径25mm、ボトムエアフロー、ワイドボア、無段階エアフローコントロールというDL向けの爆煙クリアロです。
ドリップチップは2種付属しますが、いずれもワイドボア。
もちろんDL(直肺)専用。
個人的には全くそそらないアトマイザーです。
コンタクトピンは金メッキ。
調整は不可能です。
トップキャップをグッとスライドさせてリキッドチャージ。
このトップフィル方式はかなりラクチン!
分解してみました。
左からベースパーツ、コイルヘッド、ガラスチューブ、トップキャップ、ドリップチップ。
キットにはタンク容量を4mlに増やせる長めのガラスチューブとエクステンションパーツが付属します。
好みに応じてタンクの容量を変えてみましょう。
こちらがキットに付属のコイルヘッド。
左 HW1-C 0.25Ω 25~50W推奨
右 HW2 0.3Ω 30~70W推奨
なんとHW1-Cの方は新発売のセラミックコイル!
コイルが長持ちするとかクリアなフレーバーが楽しめるということで、数年前にちょっとしたブームになりましたね。
爆煙だけでなくフレーバーにもこだわってるんだよーというメーカーのこだわりを感じます。
iStick Pico 21700とELLOのフィッティングはこんな感じ。
当然の如く、ものすごい既知感ハンパないっす。
やっぱりピコといえばこのフォルム。
Pico MegaとかPico25じゃダメなんだ!
売れたらそのうちレジンバージョンも出そうな予感。
吸ってみた
Barista BrewのS’mores Mocha Breezeをチャージし、HW1-Cコイルに40Wでパフってみました。
「スコーーー、プハーーー!!」
もうね、当然の如く爆煙です。
多分4~5パフで火災報知機鳴らせます。
フレーバーはいわゆる「クリアロマイザーの味」ではあるものの、ボトムエアフローとゴッツいコイルが生み出す濃厚なフレーバーは下手にビルドしたRTAよりもはるかにおいしいと思えるレベル。
このキットでVAPEデビューできる人は正直羨ましい。
「これがVAPE、こんなにおいしくて煙モックモクなのか!」体験が出来ること間違いなし。
iStick Pico 21700については、やはりこのルックスがイイ。
初代ピコユーザーからすると最初はやはりデカく感じて違和感ハンパないのですが、半日もすれば不思議と愛着が湧いてきます。
初代ピコと同じ持ち方、持ち心地なんだけどいつもよりちょっと大きい。
初めて初代ピコを手にした時の新鮮な気持ちを思い出させてくれます。
イマイチな点は2つ。
まず、パフボタンに遊びがあるせいか押し心地がやたら軽くてあまりよろしくありません。
なおかつパフボタン自体も大きくなって突出しているため、電源オンのままパンツのポケットなどに入れて持ち運ぶと誤動作を引き起こす可能性があります。
次はワッテージ表示。
小数点以下のワッテージは設定時にしか表示されません。
iStick Pico 21700のワッテージは3桁表示で100W出せるから小数点以下を非表示にしたんだと思いますが、そもそも100W以下で運用することがほとんどなのにこの表示は無い。
早急にファームウェアアップデートで改善求む!
iStick Pico 21700 with ELLO 総評
iStick Pico 21700 with ELLOは、個人的に中級者向けのキットのように感じました。
もちろんこのキットでVAPEデビューすれば素晴らしいVAPEライフが約束されていますが、それ以上にシングルバッテリーでパワーもスタミナも物足りないし24mm以上のアトマも乗らないと長い間悩んできた初代ピコユーザーさんにこそ是非手にしていただきたいキットです。
帰ってきたボクらのピコ、iStick Pico 21700 with ELLOはベプログショップにて絶賛発売中!
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