今や国民標準機と言っても過言ではない電子タバコ、Eleaf iStick Pico。
iStick Picoは2016年に発売されるや否やコンパクトなフォルムと高い性能で市場を圧巻、数多くのカラーバリエーションと派生機までも産み出すことになったEleafの大ベストセラー機です。
今日はそんなiStick Picoシリーズのニューラインナップ、iStick Pico25を徹底レビューしてみましょう!
商品提供 ベプログショップ
Eleaf iStick Pico25 スターターキット
・iStick Pico25
サイズ 25mm x 48mm x 104mm
重量 143.2g
材質 亜鉛合金製
出力 1W~85W
モード VW、Bypass、TC(Ni,Ti,SS,TCR-M1,M2,M3)
対応抵抗値 0.1~3.5Ω (VWモード)、0.05~1.5Ω (TCモード)
バッテリー 18650 x 1
ファームウェアアップグレード可
microUSBポート搭載
・ELLO Atomizer
サイズ 25mm x 46mm または25mm x 54mm
重量 45.6g または50.5g
材質 SS製
タンク材質 ガラス製
タンク容量 2ml または4ml
付属コイル HW1 Single-Cylinder 0.2ohm Head x 1
HW2 Dual-Cylinder 0.3ohm Head x 1
エアフローコントロール搭載
特長
・Picoのフォルムを継承しつつ25mmアトマを搭載可能!
・18650シングルバッテリーで85Wのハイパワー!
・Eleafの新コイル「HW」搭載クリアロELLO同梱!
・ガラスチューブ付け替えでショートorロングタンクにもなるコンパチ仕様!
ディテール
パッケージ内容はiStick Pico25、microUSBケーブル、ELLOアトマイザー、ロングガラスチューブ、コイルヘッド、ワイドボアドリップチップ、エクステンションパーツ、スペアOリング、マニュアル類と盛りだくさん。
こちらがiStick Pico25。
グリップ部分のデザインが一新されました。
この部分はディスプレイと同じ樹脂製で手に吸い付くような感じ、それ以外の部分はサラサラとした肌触りが特徴です。
スレッドは510、スプリング式のコンタクトピン。
ここ最近ちらほら出てきた25mmまでのアトマイザーを装着可能。
底面には+ボタン-ボタンとベントホール。
バッテリーは上部のキャップを外し、18650を1本、ポジティブを下向きにして挿入します。
※iStick Pico25の性能を最大限に引き出すには放電レートの高いバッテリーが必須。
特に85W付近の高ワッテージで使用する場合、バッテリーの定格を満たしていないとWeak Batteryエラーになります。
ベプログショップさんでは30AのSONY VTC4がセットになっていますので、どんなバッテリーを使えばいいか分からない方でも安心してお求めいただけます。
初代iStick Picoとの比較
高さは全く一緒。
パフボタンは押しやすく、ディスプレイは非常に見やすくなりました。
横幅はPico 43mmに対しPico25 48mm。
厚さはPico 23mmに対しPico25 25mm。
実際に手に取ると確かに大きくなったのが分かります。
ディスプレイ
iStick Pico25はディスプレイの大型化に伴いDNAライクなGUIに変更され、視認性が格段に向上しました。
各モードのディスプレイ表示を見てみましょう。
【VWモード】
左からバッテリーインジケータ、コイル抵抗値、カレントボルテージ、アンペア、ワッテージを表示。
VWモード時にパフボタンと+ボタン長押しでアンペア表示をパフタイムまたはパフカウンターへ切り替えできます。
出力ワッテージは0.1W刻みで調節可能。
【TCモード】
左からバッテリーインジケータ、コイル抵抗値、カレントボルテージ、アンペア、上限温度、モード種別を表示。
TCモード時にパフボタン4回クリックで最大出力設定モード。
1W~85Wまで任意のワッテージを指定できます。
【バイパスモード】
いわゆる半メカニカルモード。
バッテリーの電圧がそのまま出力されます。
【設定モード】
電源オフ時にパフボタンと+ボタン長押しで設定モードが機動。
・TCR設定
TCRは1~999まで、任意の値を3バンクにメモリ可能です。
※推奨TCR値については下記参照
Ni 600~700
Ti 300~400
NiFe 300~400
SS303,304,316,317 80~220
・プリヒート設定
パフボタンを押してからのプリヒートを設定できます。
ワッテージは1W~85Wまで。
タイムは0.2秒~2.0秒までそれぞれ任意の値を入力可能。
プリヒートが必要ない場合はタイムをOFFにしておきましょう。
【ロゴ表示】
もちろんロゴ表示にも対応。
とりあえずKIYOMASAならぬピコマサ仕様にしてみました。
ファームウェアアップグレードやロゴカスタマイズを行うためのPC用アプリケーションはこちらからダウンロードできます。
Windows用
http://www.eleafworld.com/wp-content/uploads/download/iStick_Pico_25_V1.04.zip
Mac用
http://www.eleafworld.com/wp-content/uploads/download/iStick_Pico_25_V1.04.pkg.zip
コットンバーンテスト
気になるコットンバーンテストの結果はこちら。
もうね、EleafとJoyetechに関しては非の打ち所が無いと思います。
しかしSS316、400°FにおいてコットンがちぎれてしまったのでTCRモードで再テストしてみました。
いい感じですね。
600°Fでかなり焼色が着きましたが決してコットンがちぎれることはありませんでした。
ELLO Atomizer
こちらがスターターキット付属のELLO Atomizer。
直径25mmのクリアロマイザーです。
エアホールは裏表合わせて2ヶ所、無段階コントロール可。
2サイズのガラスチューブとエクステンションパーツが付属するのでショートタンク、ロングタンクの二通りが楽しめます。
コンタクトピンは固定。
ドリップチップはワイドボア。
さらにワイドなドリップチップも付属します。
トップキャップのOPENと書かれた部分をグッと横にスライドさせると・・・
ここからリキッドチャージができるんです。
さほど驚きはありませんが、あると便利な機能ですね。
分解してみました。
左からボトムパーツコイルヘッド、ガラスチューブ、トップキャップ、ドリップチップ。
各パーツのエッジ・表面処理はさすがEleaf、丁寧に作られています。
コイルヘッドを見てみましょう。
左:HW1 0.2Ω 40W~80W推奨
右:HW2 0.3Ω 30W~70W推奨
それぞれシングルシリンダー、デュアルシリンダーの表記が気になります。
上から見ると一目瞭然。
シリンダーってこういう事だったんですね。
ちなみにHW1はSS、HW2はカンタルで両コイルともパラレルコイルです。
フィッティング
初代Picoと比べてずいぶんエレガントなフォルムになりました。
基本性能は底上げされ、ルックスまで洗練された感じです。
個人的にはELLOはショートタンク一択。
大変良いシルエットだと思います。
吸ってみた
大人気のウーキークッキーをさらに美味しく改良したリキッド「America’s Favorite Cookie」をチャージし、0.2ΩHW1コイルに50Wでパフってみました。
「スコーーー、プハーーー!!」
こいつ、なかなかのクリアロです。
濃厚な味と高いフレーバーの再現度に「クリアロなのに!」と嫉妬すること請け合い。
正直筆者がビルドしたタンクよりも良い味出ていてかなりショックを受けました。
ドローはやや引っ掛かる感じがあるものの完全に直肺向け。
MTLには全く向きません。
ミストはさほど爆煙でもなくそこそこ穏やか。
ただしELLO Atomizer自体がやや熱を持ちやすいようです。
iStick Pico25に関してはやはりディスプレイの視認性が抜群に良くなったのが好印象。
初代と同じ感覚で使えて25mmまでのアトマが載せられるのは大変魅力に感じました。
総評
口径の太いアトマをPicoに載せるのにヒートシンクやカスタムバッテリーキャップはもはや不要。
いろんなアトマイザーを気兼ねなく載せられてなおかつ85Wまで出せるiStick Pico25こそ、シリーズ最終形態かつフラッグシップモデルと言ってもいいでしょう。
デザインについては賛否両論あると思いますが、ツルツルしてて落としやすかった初代Picoと比べて格段にグリップ感が向上していますので非常に実用的な改変だと思います。
これからPicoをお買い求めになられる初心者の方は、ぜひこちらのiStick Pico25も選択肢に入れてみてください。
すでにPicoユーザーのベイパーさんは、クルマを乗り換えるように新しいPicoに乗り換えるのもアリだと思います。
新しいPicoで新しいVape Lifeを。
SONY VTC4 30AがセットになったiStick Pico25スターターキットは、ベプログショップにて大好評発売中です!
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