NUGGET、MINI VOLTなどに代表される超極小ミニマムMOD市場に物申すが如くとうとうEleafが殴りこみ!
その小さなボディに温度管理機能とTCR機能を搭載、同社の看板ブランドiStickの名を引っさげてリリースされたのがiStick Pico(アイスティック ピコ) 75W!
人気のRTA、Meloシリーズの最新作Melo IIIとセットになった大注目のキットです。
さっそくレビュ―してみましょう!
商品提供 ベプログショップ
Eleaf iStick Pico 75W & Melo III
・iStick Pico 75W
材質 ステンレススチール製
サイズ 70.6mm x 23.2mm x 45.2mm
出力 1W~75W
モード VW、バイパス、TC
温度管理機能 200°F~600°F(100℃~315℃)
TC対応コイル Ni200、Ti、SS、TCR
対応抵抗値 0.05Ω~1.5Ω
バッテリー 18650×1本
充電用&ファームウェアアップグレード用microUSBポート搭載
・MELO III
材質 304ステンレススチール製
サイズ 22.1mm x 55.1mm
タンク材質 ガラス製
タンク容量 2ml
付属コイル 0.3Ωカンタルコイルヘッド(プリセット済)、0.5Ωカンタルコイルヘッド
エアフローコントロール搭載
トップフィル機構
Eleaf iStick Pico 75W & Melo III 特長
・あのiStickシリーズにMAX75W出力の極小MODが仲間入り!
・Ni、Ti、SS、の温度管理に加えなんとTCRモードも搭載!
・本体で充電&ファームウェアアップグレード可能!
・トップリフィルの楽チンクリアロ、MELO III同梱!
Eleaf iStick Pico 75W & Melo III ディテール
パッケージを開けるとiStick Pico75W、MELO III、0.5Ωカンタルコイルヘッド、充電用microUSBケーブル、交換用各種シリコンリング、マニュアルが入っています。
こちらがiStick Pico75W。
右からパフボタン、ディスプレイ、microUSBポート。
18650バッテリーを1本使用するだけあってそこまで極小ではありません。
NUGGETと比較するとひと回りほど大きいのがよく分かります。
しかし質感の良さと軽さはなかなかのもの。
底面には+ボタンと-ボタン、そしてベントホール。
スレッドは510、スプリングロード式のコンタクトピン。
510スレッドの横がバッテリーケース。
18650バッテリーを1本、ポジティブを下にして挿入します。
ディスプレイを見てみましょう。
・VWモード
左からバッテリーインジケータ、アトマイザー抵抗値、カレントボルテージ、ワッテージ。
・TCモード
左からバッテリーインジケータ、アトマイザー抵抗値、上限ワッテージ、設定温度、コイル種別。
Ni200、Ti、SSに加え、後述のTCRモードの温度管理が可能。
TCモード時にパフボタンと+ボタン長押しでアトマイザー抵抗値ロック。
また、TCモード時にパフボタンを4回クリックで温度管理モード時の上限ワッテージを設定可能です。
・Bypassモード
左からバッテリーインジケータ、アトマイザー抵抗値、ボルテージ。
いわゆるメカニカルモードです。
これらのモードはパフボタンを3回クリックしてメニュー画面に入り、+ボタンと-ボタンで任意のモードに入ることができます。
そしてこれがiStick Picoの目玉の一つ、TCR設定モード。
電源オフ時にパフボタンと+ボタンを長押しすることでメモリ1~3にそれぞれ1~999までのTCR値を入力可能。
設定の目安は、
Nickel 600~700
Titanium 300~400
NiFe 300~400
SS(303、304、316、317) 80~200
とマニュアルに記載がありました。
さて、次はMELO IIIを見てみましょう。
ロゴ上部のスリットがエアホールになっており、無段階に調節ができるようになっています。
スレッドは510、コンタクトピンは固定。
もはや主流とも言えるトップフィル方式を採用。
こちらがコイルヘッド。
左がプリセット済みの0.3Ωカンタルコイルヘッド、右が交換用の0.5Ωカンタルコイルヘッドです。
クラプトンやSSコイルが多い中、シンプルにカンタルで攻めてくるあたり、Eleafの自信の程が伺えますね。
推奨ワッテージは0.3Ωが30W~80W、0.5Ωが30W~100Wとなっています。
分解してみました。
左からボトムパーツ、コイルヘッド、インナーパーツ、ガラスチューブ、トップキャップ、ドリップチップ。
ここまで分解できると洗浄&乾燥がラクラクですね。
MELO IIIとiStick Pico75Wとのフィッティング。
タンクが結構デカいのが気になりますね。
同社のGS-TANKあたりを乗せるとちょうどいい気がします。
18650バッテリーというリソースを最大限に活かし、高機能かつ最大限にコンパクト化を目指したように思えます。
Eleaf iStick Pico 75W & Melo IIIを吸ってみた
MELO IIIにSPACE WARS SAUCEのB3POをチャージし、エアフロー全開の50Wでパフってみましょう!
「スコーーー、プハーーー!!」
大満足の爆煙です。
なおかつ味の出方が特徴的で、まとまったミストが舌の上に直撃するようなイメージで非常に濃いフレーバーが楽しめます。
ドローはエアフロー全開でもやや重め。
しかしながらドローを最小まで絞ってもタバコ吸いには向かず、直肺でガーっとやるのが正解なクリアロです。
操作感は+ボタンと-ボタンを底面に配置したのがたたって片手での操作はやや困難。
それゆえコンパクトなサイズを実現出来たという事でここは良しとしましょう。
高機能かつハイパワー&18650のスタミナが備わったコンパクトなMOD、これは普段使いにぴったりだと思います。
コットンバーンテスト
さて、恒例のコットンバーンテストです。
上限ワッテージはMAXの75W、200°F~600°Fまで100°F毎に10秒間通電してみました。
※SSワイヤーが手元に無いためNi、Tiのみのテストになります。
※6/7 SS316でのテスト結果を追記しました。
・0.2Ω Ti
200°F~400°Fまではコットンに変化無し。
500°Fでほんのりベージュ色に。
・0.13Ω Ni200
200°F~300°Fまではコットンに変化無し。
400°Fから変化が見え始め、600°Fでひぎぃらめぇ!とコットン真っ二つ。
・0.13Ω Ni200(TCR 600)
Niの結果がひぎぃらめぇだったのでTCRモードにて同じコイルをテストしてみました。
なかなかいい結果です。
・0.37Ω SS316
300°Fでひぎぃらめぇ!からのアヘ顔ダブルピース。
・0.37Ω SS316 TCR80
気を取り直してTCR80でテストしてみたリザルトがこちらです。
200°F~400°Fまではコットンに変化無し、500°Fから変化が見え始めますがひぎぃらめぇにはなりませんでした。
TCRモード、良い感じですね。
同じNi200やSS316ワイヤーであっても物によって微妙にTCR値が異なるため、自由にTCRをセットして温度管理できるのは嬉しい限り。
iStick Picoは精度、自由度ともに非常に優秀な温度管理を行うことが出来ます。
Eleaf iStick Pico 75W & Melo III 総評
ミニマムまではいかないもののコンパクトサイズにぎっしりつまった高機能とスタミナ&ハイパワー、なおかつファームウェアアップデートまで可能といういたれりつくせりのiStick Picoにミストとフレーバーを両立した使い勝手の良いMELO III、どちらもEleaf渾身の作といえるのではないでしょうか。
Cloupor mini plus、長いことお世話になりました。
明日からこの子を使い倒します!
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