大人気のリキッドメーカーNICOTICKETが誇るタバコフレーバーリキッドの代表格、THE VIRUS。
数多くのレビュアー達がその難解な味に頭を悩ませた結果、「よくわからんけどウマい」もしくは「よくわからんからマズい。」と両極端なレビューがWeb上に氾濫、うかつに手を出せないリキッドというイメージがいつの間にか定着してしまいました。
そもそもニコチケによるVIRUSのキャプションに、
「チョコレート、コーヒー、ピーナッツ、蜂蜜、キャラメル、タバコ、メープルシロップへと味が変化するから耐えてね。」
とあることから、一筋縄ではいかない変幻自在のカメレオン的リキッドであることが伺えます。
しかしながら2014年度ECFリキッド大賞タバコ部門では堂々の第一位を獲得、このリキッドにハマった「感染者」が数多くいらっしゃる事からも、一概にウマい、マズいで語れないリキッドなのではないか、もしかしたらコイツはとんでもないタマなんじゃないかと思い、今回のレビューに至りました。
果たして、俺はウィルスに感染してしまうのか否か。
早速レビューしてみましょう!
NICOTICKET THE VIRUS
15ml
ニコチン 6mg/ml
VG/PG比
市場価格 1250円~
ボトルの蓋を開ける前から香ばしい匂いがプンプン。
終始こんな味だったらちょっと嫌だなと思いつつ、0.8Ωのrussianにリキッドチャージ。
15Wで慎重にパフってみました。
「スコーーーー、プッハ、
おおっ!?意外とウマいじゃねぇか!!」
もうね、ソッコー感染しました。
チョコレート、コーヒー、ピーナッツ、蜂蜜、キャラメル、メープルシロップ、それらが一気に口内パンデミック!
ハンパなく濃厚で甘辛い、まるで砂糖醤油はたまた黒蜜のような鼻に残る匂いにバイオハザードです。
このリキッドの好き嫌いがはっきり分かれる原因はおそらくここですね。
身近な食べ物で言うとカンロ飴、あれに近いです。
kanro カンロ飴
一応タバコフレーバーリキッドにカテゴライズされてはいるものの、同社のワコンダやキュアのようにタバコフレーバーはあくまで土台に過ぎず、その土台の上にチョコレートなどのフレーバーが複雑に絡み合って乗っかっているという印象。
特筆すべきはその味わいが大きく変化する点。
ミストを吸いこむとカンロ飴、吐き出すとまるで焼きたてのパンのような奥ゆかしく優しい甘さに早変わり。
なおかつ吸う度にトップノートのカンロ飴がチョコであったり蜂蜜であったりとランダムに変化!
これほどいろんな表情を見せるリキッドは未だかつてあったでしょうか。
初めはとっつきにくかったど、1タンク吸い終わる頃には確実に虜になってしまいました。
全裸に靴下なんて何がいいのか全く解らなかったけど、いつの間にか
「だがそれがいい」
と思うようになったあの感覚に似ています。
大本命の全裸にクロックスには及ばないものの、たて笛とランドセル、極めつけに「膝に絆創膏」でコンボを決めればクリティカルヒット間違いなし!
一体何の話をしているんだ。
お菓子感 ★★★☆☆
甘さ ★★★★★
再現度 ★★★★★
ケミ臭 ☆☆☆☆☆
感染度 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆