パクリとオマージュの狭間で揺れる問題作、Auguse Era RTAのレビューです。
※商品提供 VapeSourcing
Auguse Era RTAスペック
サイズ 22 x 55mm
材質 SS
タンク容量 3ml
タンク材質 パイレックスガラス
スレッド 510
キット内容
Auguse Era RTA
エアフローピン (0.8mm, 1.0mm, 1.2mm,クローズ)
エアホール付きポジティブピン
デルリンドリップチップ
予備Oリング
予備スクリュー
FeVっぽい所とそうでない所
ローレットを全面に取り入れたデザイン。
スクリュータイプのエアフローコントロール。
トップタンク。
まんまFeVですね。
しかしEra独自に搭載されている機構も結構あって、
トップフィル
ジュースコントロール
ロック機構つきタンク
ボトムエアフローピン
FW/RW両対応デッキ
「FeVっぽい何か」をベースにAuguse独特のアレンジがなされています。
ツッコミどころは2つ。
エアフローピン出過ぎ問題。
ボトムエアフロー要るか問題。
両者とも通常使用には何ら問題はありません。
しかしこれ見たときは「えー」って思ったので一応載せておきます。
ちなみにサイドエアフローピンは、0.8mm/1.0mm/1.2mm/クローズの4種。
ボトムエアフローピンを併用すれば実に19通りものエアフローコントロールが可能です。
分解するとこんな感じ。(メーカーサイトより引用)
ビルドのポイントはリーディングスクリュー
とりあえずビルドしてみました。
Ka28G 2.5mm 5wrap micro で1.16Ω。
Fevよりビルドはラクちんです。
コットンウィックを通してモフッとさせたら、インターナルエアフローチャンバーを装着します。
インターナルエアフローチャンバーにはリーディングスクリューが2つ装着されています。
これらをドライバーで締め込み、「コットンウィックにスクリューが触れている状態にする」のがポイント。
触れていないとリキッドがどんどん滴下されて供給過多。
ウィックに刺さりすぎてると供給不足になります。
吸ってみた
ニコチンを添加したTom Sawyer Classicをチャージし、先ほどのビルドに0.8mmエアフローピン2つの13Wでパフってみました。
「スコーー、プハーー!!」
味
全然期待してなかったんですが意外に美味しい。
ちょっとびっくりしました。
いろいろ粗探ししたものの、味の濃さ、リキッドの再現性ともかなりイイ線いってます。
ミスト
冷たく落ち着いたミスト。
荒々しさは全く感じません。
もちろんビルドやセッティングにも左右されますが、ちゃんとクールミストでMTLできる子です。
ドロー
サイドエアフロー0.8mmデュアル(デフォルト状態)で軽めのMTL。
個人的には1.0mmシングルでちょうどよい重さ。
ボトムエアフローピンも1.0mmなんですが、ベタっとした味が面白味に欠けるのでサイドエアフローでの運用が個人的にはオススメ。
使用感
各パーツの取り外しが超スムーズなのが良い。
パーツ数がやや多いのと、リーディングスクリューの調整さえクリアできれば初心者でも使いこなせそうです。
あとタンクがガラスなのも何気に嬉しい。
衝撃による破損には弱いですが吸うリキッドを選ばないのは大きなアドバンテージ。
残念ながら質感はチープ。
ローレットもショボいし、上部のフィンも実用性より見た目でつけてるだけという感じです。
総評
温かい目で使いましょう。
丸パクでは飽き足らず、独自のフィーチャーを盛り込んだEra。
ここまでやるかという無駄な至れり尽くせりっぷりが実に痛快。
「いかにも中国だよなぁ。」と温かい目で使うべきアトマです。
普通に美味しいしビルドかんたんだし各パーツの取り外しもスムーズ。
これでデザインにオリジナリティーがあったら、
欲を言えばサイドエアフローがリング式だったら、
更に言うともうちょっと質感が良かったら、
間違いなくもっと人気が出たことでしょう。
味だけで判断するのであれば、2552円なら買いだと思います。
Auguse Era MTL RTAはVapeSourcingにて発売中。
クーポンコードAugEra使用で2552円。
お買い求めはこちらからどうぞ。