初めてのチタンコイルビルド~注意点とまとめ


温度管理機能付MODがデファクトスタンダードになりつつある昨今、ニッケルコイルだけでなくチタンコイル対応のMODが続々リリースされています。
今日はチタンワイヤーのコイルビルドと注意点を簡単にまとめてみました。

なぜチタンワイヤーなのか?

■チタンワイヤーのメリット

・ニッケルワイヤーに比べてリキッドの再現性が高い
・金属特性上ガンクがつきにくくコイルが長持ちする

■チタンワイヤーのデメリット

・高温で人体に有害な酸化チタンを形成する

美味しくリキッドを味わえる上コイルが長持ち、しかし一定温度以上に加熱すると有害物質が発生してしまうという諸刃の剣。
このことから必ずチタンワイヤーは温度管理機能下で正しく運用するよう心がけましょう。
※チタン対応MODでの使用が望ましいですが、DNA40などの温度管理MODでは設定温度を-100゜Fで運用することで使用できるようです。

 

チタンコイルビルド


まずはチタンワイヤーをウェットティッシュなどできれいに拭きます。

 


次にコイルジグや精密ドライバーなどを使ってマイクロコイルを作りましょう。
ニッケルは等間隔コイル推奨でしたがチタンコイルはマイクロでもOKです。
抵抗値は0.15Ωから0.25Ωまでの範囲におさまるようラップを調整します。

 


今回使用したのは26ゲージ(0.4mm)のチタンワイヤー。
2.5mmコアに4ラップでいきます。

 


コイルが完成したらアトマイザーに取り付けて抵抗値チェックです。

 


cloupor mini plusでの計測結果は0.24Ω!
ギリギリですね。
シングルだともうちょっと太いワイヤーでラップ数を稼いだ方がいいかもしれません。

 


さて、カンタルワイヤーだとここでホットスポット除去に入るわけですが、チタンは先述の通り一定温度以上に加熱すると有害物質が発生するためホットスポット除去は行えません。
コイルが赤熱化しないよう低出力で少しずつ通電/オフを繰り返し、ピンセットなどでコイルの形を整えます。
MODをVWモードに切り替えて10Wに設定、1秒通電させては3~5秒休むというようにコイルを暖めていくと表面がきれいな紫~オレンジ色に変色します。
こうなったら準備完了、コイルが室温になるまで待ちましょう。
コイルが十分に冷めたらコットンを詰めてリキッドチャージし、再びcloupor mini plusに抵抗値を読み取らせます。

 

吸ってみた

さて、オートジュールモード400゜Fのcloupor mini plusでテイスティングしてみましょう。
リキッドはみなさんおなじみのGVCをVGで二倍希釈したもの、ニコチンは約6mg/mlに添加済みです。

 

「スコーーー、プハーーー!!」

 

これはウマい、ウマいです!
いつもサブオームに20W前後でアツアツのあまあまミストを楽しんでるGVC、例えて言うならビアードパパの焼きたてシュークリームが有名パティスリーのクリームブリュレになった感じ。
もちろん両方美味しいんですけど、いつもと違ったちょっと上品なGVCに仕上がっててびっくりしました。
運用方法の違いでリキッドの印象ってかなり変わるんですね。
恐らくリキッドによっては温度管理に向いてないものもあるんだろうなぁと。

 

チタンコイル交換の目安

コイルにガンクがついてもウエットティッシュなどでかるく拭き取ってやれば再び美味しく吸えるようになります。
しかしコイル表面が白っぽくなってきたらチタンが酸化し始めてるサインですのでコイルを交換するようにしましょう。
カンタルだと2~3タンク分吸ったところでコイルを交換してましたが、チタンはそれ以上の運用に耐えられそうです。

 

チタンコイルビルドまとめ

1.マイクロコイル0.15Ω~0.25Ω推奨
2.ドライバーン厳禁、10W程度でコイルが紫~オレンジに変色するまで温める
3.コイル表面が白っぽくなってきたら交換要

【チタンコイルについてのブログ等】
初めてのチタンワイヤーでビルド&温度管理 TAKさん
http://vape-beginner.jp/blog/ti-build/
【Q&A】Ti wire Build のススメ Youjinさん
http://www.actvape.red/?p=2118
チタンワイヤーの使用方法 ※ページ下部に掲載あり PROMIST VAPORさん
http://promistvapor.com/index.php?dispatch=products.view&product_id=684
チタンコイル&温度管理で快適なVapelife。
対応MODをお持ちの方は是非一度チタンでの運用をご体験ください!

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RBA
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