INNOKINのアイコンとも言えるCool FireIVが、MAX100WのハイパワーにTC機能を引っさげて帰ってきました!
最新チップAETHSONを搭載した本MOD、そのポテンシャルはどれほどの物なのでしょうか。
同社の大人気クリアロマイザーiSubシリーズの最新作、iSub Vとともに早速レビューしてみることにしましょう。
商品提供 ベプログショップ
INNOKIN Cool Fire IV TC100W Kit
・Cool Fire IV Plus TC100W
サイズ 85.7mm x 47.6mm x 25.4mm
材質 アルミニウム合金製
VW機能 6W~100W
TC機能 300°F~600°F(150℃~315℃)
TC対応コイル Ni200、Ti、SS
対応抵抗値 0.1Ω~3.0Ω
内蔵バッテリー 3300mAh
充電用microUSBポート搭載(2A急速充電可能)
・iSub V Tank
材質 ステンレススチール製
タンク材質 パイレックスガラス
タンク容量 3ml
付属コイル 0.5ΩSSコイルヘッド(プリセット済み)、0.5Ωカンタルコイルヘッド
エアフローコントロール搭載
トップフィル機構
iSubシリーズコイル互換
INNOKIN Cool Fire IV TC100W Kit 特長
・MAX100W出力、シリーズ初のTC機能を搭載!
・最新チップAETHONによる卓越したオペレーション!
・3300mAhもの大容量バッテリー内蔵!
・iSub最新作、iSub V Tank同梱!
Cool Fire IV TC100W ディテール
パッケージを開けるとINNOKIN Cool Fire IV TC100W、iSub V Tank、0.5Ωカンタルコイルヘッド、マニュアル、ステッカー、VAPEバンド、交換用Oリング、交換用ドリップチップ、microUSBケーブルが入っています。
こちらがINNOKIN Cool Fire IV TC100W本体。
エンブレム下に3本のラインが入った以外は前作Cool Fire IV Plusと同じデザインですね。
バッテリー内蔵なのにさほど重くなく、なおかつ手にフィットするフォルムがとても気に入りました。
側面にはパフボタン、ディスプレイ、+ボタン、-ボタン、microUSBポートを装備。
表面の質感も良く、さすがInnokinと唸らせられます。
エンブレムの裏側にはTC100ロゴとベントホールが。
スレッドは510、スプリング式のコンタクトピン。
ディスプレイを見てみましょう。
・VWモード
左上からコイル抵抗値、カレントボルテージ、ワッテージ、バッテリーインジケータ、パフタイム。
・Ni TCモード
左上からコイル抵抗値とコイル種別、プリブーストワッテージ、上限温度、バッテリーインジケータ、パフタイム。
・Ti TCモード
左上からコイル抵抗値とコイル種別、プリブーストワッテージ、上限温度、バッテリーインジケータ、パフタイム。
・SS TCモード
左上からコイル抵抗値とコイル種別、プリブーストワッテージ、上限温度、バッテリーインジケータ、パフタイム。
Cool Fire IV TC100Wはサイズ、輝度とも視認性にすぐれたディスプレイを搭載しています。
iSub V Tank ディテール
次にiSub V Tankを見てみましょう。
前作のiSub S Tankに比べるとややチープな感がありますね。
今や主流となりつつあるトップフィルにボトムエアフローを採用した標準的なアトマイザーという印象を受けました。
エアフローコントロールは無段階調節式です。
分解してみました。
左からボトムパーツ、コイルヘッド、インナーパーツ&ガラスチューブ、トップキャップ、ドリップチップ。
こちらがキットに付属のコイルヘッド。
左が0.5ΩKAL BVC(カンタル)コイルヘッド、右がタンクにプリセット済みの0.5ΩSS BVCコイルヘッドです。
いずれも推奨ワッテージが30~60W、SSコイルにおいてはTC374°F~473°Fでの運用が推奨されています。
もちろんiSubシリーズ互換ですので別売のRBAユニットやクラプトンコイルヘッドなども使用可能。
Cool Fire IV TC100WとiSub Vのフィッティングはこんな感じ。
3本のラインがスポーティーですね。
これがしたかった。
先代Cool Fire IV Plusではストームエディションとしてラインナップされていたホワイトは本作よりレギュラーラインナップに仲間入り。
ストームトルーパーオススメのMODです。
吸ってみた
まずは0.5ΩKALコイルに30Wでパフってみましょう!
「スコーーー、プハーーー!」
これはイイですね!
モクモク爆煙&うまうまフレーバー、これぞ安心安定のInnokinクオリティ。
iSub VはiSub Sの廉価版というようなイメージでしょうか、フレーバーの出方がiSub Sっぽく感じられました。
リキッドの供給も問題なさそうです。
コイルヘッドのジュースホール自体が大きいので供給不足は心配していませんでしたが、ジュルりや漏れという点もちゃんとクリアできています。
ドローは激重からスカスカまで自由自在、しかしやはりタバコ吸いには向かず、ラングヒットでブワーっとやるのが醍醐味のタンクだと思います。
MODに関して言うと、CoolfireIVならではのオペレーション(+or-ボタン長押し後にワッテージ変更)に慣れてしまえば非常に快適。
立ち上がりも良くてストレスフリー、なおかつほどよいサイズと軽量ボディはデイリーユーズにガンガン使うためのMODだと言っていいでしょう。
次はTCモード。
Cool Fire IV TC100Wは、コイルが設定温度に達するまでに最大何ワットかけるのかを「プリブースト」という値で設定できます。(初期値は100W)
ここではプリブースト100W、設定温度430°Fに0.5ΩSSコイルでパフってみます。
「スコーーー、プハーーー!」
もうバッチリですね。
TCMODによくある「プロテクションかかりすぎてミスト淋しい現象」などは見受けられず、ジュワジュワーっとコイルが適切な温度を保って美味しいミストを発生させてくれています。
心地よく吸えるかという点においては大満足でした。
コットンバーンテスト
さて、恒例のドライコットンバーンテストです。
プリブーストは100W、300°F~600°Fまで100°F刻みにカットオフが作動するまでの15秒間通電し続け、コットンの焦げ具合をテストしてみました。
・0.13Ω Ni200
300°F~600°Fまでほぼ均等にコットンがほんのり小麦色に変化しました。
どの設定温度下でもじわじわコットンが焼けるのではなく、パフボタンを押した直後のプリブースト時にジュッとコットンが焼けているようです。
・0.24Ω Ti
300°Fではほぼ変化無し、400°F~500°Fではっきりとコットンに変化が、そして600°Fでコットンが焼き切れました。
コットンバーンテストとしてはNi200よりTiの方がよりわかりやすいリザルトですね。
・0.53Ω SS316
パフボタンを押した瞬間かなりのワッテージがかかったらしく300°Fでもうっすら煙が立ってコットンは真っ黒、400°Fでコットンが焼き切れてしまいました。
何度かコイルを巻きなおしたりプリブーストの値を変更してみましたがいずれもほぼ同じ結果。
実際に吸う分には問題なかったのですがSSのTCにおいてはやや精度に欠けると思われます。
INNOKIN Cool Fire IV TC100W&iSub V 総評
100WのハイパワーにNi、Ti、SSの温度管理モードを搭載した新生Cool FireIVとスタンダードなクリアロマイザーiSub Vとのスターターキット。
初心者にも嬉しいバッテリー内蔵タイプですので、これとリキッドさえあればすぐにモーモー爆煙&うまうまミストに包まれることができます。
とにかくそのルックスの良さとグリップ感が抜群、ずっと握ってチェーンしたくなるINNOKINの快心作!
INNOKIN Cool Fire IV TC100W&iSub Vスターターキットのお買い求めはベプログショップにてどうぞ!