Billow RTAやMorph Tank、SPD A5などなど個性的かつ高品質な製品が魅力の中国電子タバコメーカー、EHPRO。
実はこのメーカー、いま大人気の極小&高機能ミニマムMOD「NUGGET」をリリースしているARTERY VAPORの親会社でもあるんです。
ここのところRTAやRDAのリリースばかりだったのですが、つい先日世界初のセラミックコイル専用モードを搭載した最新MOD「EVOK80」を発表、すでに飽和状態な感が否めない混沌とした中国電子タバコ市場のシェア拡大を狙います。
さて今日はEHPROが誇る最新テクノロジーの集大成、「EVOK 80」を徹底レビューしてみましょう!
EVOK 80レビューはEHPROの提供でお送りいたします。
EHPRO EVOK 80スターターキット
・EVOK 80
サイズ 83mm x 39mm x 23mm
材質 アルミニウム&亜鉛合金製
VV機能 0.5V~8.0V
VW機能 5W~80W
温度管理機能 Ni、Ti、SS(200°F~600°F or 100℃~300℃)
対応抵抗値 0.1Ω~3.0Ω
バッテリー 18650 x 1
セラミックモード搭載
microUSBポート搭載
本体充電可
ファームウェアアップグレード可
・EVOK TANK
サイズ 22mm x 46mm
材質 ステンレススチール製
タンク容量 2ml
タンク材質 パイレックスガラス
付属コイル 0.9ΩセラミックCROCコイルヘッド(プリセット済み)、1.2ΩSS EOCコイルヘッド
エアフローコントロール搭載
ジュースコントロール搭載
トップリフィル機構搭載
EHPRO EVOK 80スターターキット 特長
・MAX80Wのハイパワーに加えNi、Ti、SSの温度管理機能を搭載!
・世界初!セラミックモード搭載!
・ファームウェアアップグレード可能!
・トップリフィル&ボトムエアフロー&ジュースコントロール搭載のEVOK TANK同梱!
EVOK 80 ディテール
パッケージを開けるとEVOK 80本体、EVOK TANK、microUSBケーブル、1.2ΩSS EOCコイルヘッド、交換用Oリング、交換用パイレックスガラスチューブ、マニュアルが入っています。
こちらがEVOK 80。
シンプルで洗練されたデザインもさることながら、なんと言っても素晴らしいのがこの塗装!
まるでスマホやガラケーを彷彿とさせるようなラメ入りパールホワイトは質感バツグン。
なおかつMODを傾けたり振ったりしてもボタンがカチャカチャ音を立てることもなく、細部に至るまでしっかり作りこまれているようです。
さほど重くも無く、絶妙なアールを描くコーナーのおかげでグリップ感も快適です。
側面には右からパフボタン、ディスプレイ、+ボタン、-ボタン、そしてmicroUSBポートを搭載。
背面にはEVOK 80のロゴ、側面にはベントホール。
スレッドは510、スプリング式のコンタクトピン。
底面にある回転式のバッテリーカバーを開けると18650バッテリーを1本収納可能。
ポジティブをアトマイザー側にしてバッテリーを挿入します。
次はディスプレイを見てみましょう。
・PM(パワーコントロールモード)
いわゆるVWモード。
左からワッテージ、コイル抵抗値、カレントボルテージ、バッテリーインジケータ、モード種別。
・VM(ボルテージコントロールモード)
こちらはVVモード。
左からボルテージ、コイル抵抗値、カレントワッテージ、バッテリーインジケータ、モード種別。
・NiM(Ni温度管理モード)
左から上限温度、コイル抵抗値、上限ワッテージ、バッテリーインジケータ、モード種別。
・TiM(Ti温度管理モード)
左から上限温度、コイル抵抗値、上限ワッテージ、バッテリーインジケータ、モード種別。
・SsM(SS温度管理モード)
左から上限温度、コイル抵抗値、上限ワッテージ、バッテリーインジケータ、モード種別。
・CM(セラミックモード)
左からワッテージ、コイル抵抗値、カレントボルテージ、バッテリーインジケータ、モード種別。
※セラミックモードについて
加熱しにくいセラミックコイルで美味しくミストを味わうため、パフボタンを押した直後に任意のワッテージでブーストをかけることができるモードです。
セラミックモードに入るとブーストパワーを設定できますので、実際にセラミックコイルで試し吸いしながら一番美味しく吸えるワッテージを入力しましょう。(初期値60W)
EVOK TANK ディテール
こちらがEVOK TANK。
EVOK TANKはトップリフィルにショートタンクというまさにトレンドを押さえたクリアロマイザーです。
無段階式のエアフローコントロールとジュースコントロール搭載。
コンタクトピンは調整不可。
トップキャップを外すとリキッドホール出現。
ドロッパーでもラクラクリキッドチャージ、これは捗ります。
こちらがセットに同梱のコイルヘッド。
右がEVOK TANKにプリセット済みの0.9ΩCROCセラミックコイル(推奨ワッテージ5W~35W)。
左が1.2ΩSSEOCコイル(推奨ワッテージ5W~40W)。
最近のクリアロの中では割と高抵抗のコイルです。
EVOK TANKを分解してみました。
左下からボトムパーツ、コイルヘッド、インナーパーツ、ガラスチューブ、トップパーツ、トップキャップ、ドリップチップ。
ここまでバラせたら洗浄もカンタンですね。
EVOK80にEVOK TANKを乗せてみました。
ヤバい。超カッコいい!
EHPROはMODもタンクもセンス溢れるデザインがイイところですね。
なおかつ作りが良いのでチープに感じないという仕事っぷり、大変好感がもてます。
吸ってみた
まずはやはりEVOK 80の目玉であるセラミックモードで吸ってみましょう!
ワッテージは30W、ブーストは60Wです。
「スコーーー、プッハーーー!!」
シルキーで真っ白なミストが出るわ出るわ!
なおかつクリアでいながらまるでドリッパーのような味の出方にびっくり。
EVOK TANKは単なるスターターキットのオマケアトマではなく、フレーバーとミストをしっかり楽しめる好アトマに間違いありません。
しかしながらドローはスカスカですのでタバコ吸いは不向きです。
ガッツリとラングヒットで濃厚なミストを楽しみましょう。
ちなみにジュースホール、エアホール全開で1日持ち歩いても漏れやジュルりは皆無。
ただしチェーンしてるとかなり熱くなるのでそれだけがちょっと残念かなと。
MODに至っては素晴らしいの一言。
特にこのセラミックモード、パフボタンを押した直後にちゃんとブーストがかかっているのが体感できます。
セラミックコイルだけではなく、加熱に時間のかかるクラプトンコイルでの運用も大変有効なのではないでしょうか。
ドットの細かいディスプレイも大変見やすく(特に電源オン時にロゴがスムーススクロールするのは見物です)、直感的操作が可能なイージーオペレーションも使い勝手抜群。
一個気になる点といえばボタンのクリック感が良すぎるため、カチカチと結構なクリック音がすることくらいです。
コットンバーンテスト
さて、恒例のコットンバーンテストです。
EVOK80は設定温度と設定温度に達するまでにかけるワッテージの上限の2つのパラメーターで温度管理を行っています。
ドリッパーにコットンを通し、200°Fから600°Fまで100°Fごとに上限ワッテージ80Wで10秒間通電テストを行ってみました。
・0.17Ω Ni200
200°Fから400°Fまではコットンに変化無し、500°Fでうっすらベージュ色、600°Fでこんがりと小麦色に変化しました。
・0.25Ω Ti
200°Fから400°Fまではほぼ同じくらいコットンに焼き色が、500°Fでよりはっきりと、600°Fでしっかりと焦げ色がつきました。
・0.35Ω SS316
200°Fと300°Fでうっすらベージュ色、400°Fでややはっきりと、500°Fにおいては熱によってコットンが痩せてしまい、600°Fで焼き切れました。
上記の結果から温度管理機能は問題なく動作していると見てよさそうですね。
また、ファームウェアアップグレードによって温度管理精度のさらなる向上も見込めると思いますので、今後のメーカーのサポートに期待しましょう。
EHPRO EVOK 80 総評
高機能・高性能に加えてファームウェアアップグレード可能なMODはJoyetechやEleafなどの商品でも見られますが、EVOK 80に関してはEHPROというあまり日本で流通していないメーカーの商品故、他人とカブりたくないベイパーには超オススメの選択肢。
付属のEVOK TANKも実に「使える」優れたスターターキットだと思います。
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今回レビューしたEHPRO EVOK 80(ブラック)の未開封新品を抽選で1名様にプレゼントいたします。
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