とうとうFTでも取り扱い開始になったMINI VOLTや近日リリースされる予定のeleaf iStick PICOなどなど、今春のVAPE業界は極小ミニマムBOXMODがトレンド。
18350をこよなく愛する「小さいは正義」なベイパ―さんは特にワクワクさせられますね。
さて、今日は昨年あたりからSNSなどでちょいちょい見かけるようになった極小MOD、Nuggetと49er Tankのレビューです!
あのOmotenasi E-Juiceのあっちさんも愛用されてるこちらのMOD、縁あってVAPE通販サイト「Rock Me Vape」さんより商品提供いただけました。
Rock Me Vapeさん、ありがとうございます!
ARTERY Gold Rush Kit (Nugget Box Mod&49er Tank)
・Nugget Box Mod
材質 ステンレススチール製
サイズ 55.5mm x 31mm x 22mm
出力モード VV、VW、TC(Ni200、Ti)
VV機能 0.5V ~ 8.0V
VW機能 5W ~ 50W
温度管理機能 200°F ~ 600°F(94℃ ~ 615℃)
対応抵抗値 0.1Ω ~ 3.0Ω
内蔵バッテリー 1000mAh
ファームウェアアップグレード可
充電用micro USBポート搭載
・49er Tank
材質 ステンレススチール製
サイズ 48.5mm x 22mm
タンク材質 耐熱ガラス
タンク容量 2ml
付属コイルヘッド 0.5Ωカンタルコイル x 1(プリセット済み)、0.2ΩNi200コイル x 1
トップリフィル機構搭載
エアフローコントロール搭載
ジュースコントロール搭載
特長
・ステルス性抜群の極小ミニマムボディ!
・MAX50Wの出力に加えNi200とTiのTC機能搭載!
・内蔵バッテリーはmicroUSBで充電可能!
・クラス初のファームウェアアップグレード機能搭載!
・トップリフィルにジュースコントロール、最新フィーチャー採用タンク!
ディテール
パッケージの中にはNugget Box Mod、49er Tank、充電用microUSBケーブル、0.2ΩNi200コイルヘッド、交換用Oリング、マニュアル2冊が入っています。
こちらがNugget Box Mod。
まずその小ささに驚かされました。
それはまるで消しゴムやひと口羊羹を彷彿とさせるミニマムなサイズ感!
やや重さがあるものの、ヘアライン加工され鈍く光る質感の良いボディと相まって高級感を醸しだしています。
画像のブロンズエディションの他にシルバー、カッパー、ブラックのカラーバリエーションがあるようです。
MOD側面にはパフボタン、+ボタン、-ボタンとOLD液晶ディスプレイ。
背面には充電&ファームウェアアップグレード用のmicroUSBポートを搭載。
USBポート横の穴はインジケーターになっており、充電時に赤く点灯します。
スレッドは510、スプリングロード式のコンタクトピン。
底面にはベントホールが開けられています。
各モードのディスプレイ表示を見てみましょう。
・VWモード
左上からモード表示(PM=パワーモード)、バッテリーインジケーター、ワッテージ、カレント、コイル抵抗値。
・VVモード
左上からモード表示(VM=ボルテージモード)、バッテリーインジケーター、ボルテージ、カレント、コイル抵抗値。
・TC Niモード
左上からモード表示(TMNi=温度管理Ni200モード)、バッテリーインジケーター、上限温度、カレント、コイル抵抗値。
・TC Tiモード
左上からモード表示(TMTi=温度管理Tiモード)、バッテリーインジケーター、上限温度、カレント、コイル抵抗値。
かなり視認性の良いディスプレイですが液晶の輝度がさほど高くないため屋外では多少見にくいかもしれません。
次は同梱の49er Tankを見てみましょう。
落ち着きのあるデザインにショートタンクがカッコいいですね。
エアフローは無段階調節式。
エアホールを最大まで開けるとスッカスカです。
こちらはジュースコントロール。
リキッドの特性に合わせて全閉から全開まで自由に調節可能。
コンタクトピンは調整不可。
トップキャップを外すとリフィルホールが出現。
ドロッパーでもラクラクリキッドチャージが出来ます。
次にコイルヘッドを見てみましょう。
左が0.5Ωカンタルコイルヘッド(推奨ワッテージ5W~60W) 、右が0.2ΩNi200コイルヘッド(推奨ワッテージ5W~45W)。
いずれもバーティカルコイルです。
分解してみました。
左からボトムパーツ、コイルヘッド、チューブ、トップパーツ、トップキャップ、ドリップチップ。
チューブパーツが全部分解できないのがやや残念なところ。
※tyuu様からの情報によりますと、チューブパーツはトップキャップにネジ止めされており、完全分解が可能とのことです。
再組み立て後も漏れは無かったようですのでクリーニングが捗りそうです!
アトマイザーとMODを合わせるとこんな感じ。
高さは30mlのリキッドボトルとほとんど変わりません。
シルバーとブロンズのコントラストがいい味出してます。
「小さいは正義」、これは女の子に限った事ではないと実感。
吸ってみた
早速49er Tankに0.5Ωのコイルヘッドをセット、エアフロー全開の35Wでパフってみましょう。
「スコーーー、プハーーー!!」
これはいい味出てます!
やはり安定のボトムエアフロー、フレーバーの再現性はもちろんのことミストの量も申し分ないです。
35Wだとパフボタンを押してから若干のラグが感じられたのでMAXの50Wで試したところちょうど良いレスポンスに。
たまにはこういうスカスカのドローも気持ちいいものですね。
ラングヒットでガーッと吸ってブワーっと爆煙を吐くというVAPEの醍醐味を十二分に楽しめる爽快なタンクです。
ちなみに1日持ち運んだところ漏れは全くありませんでした。
MODに関して言えばボタンのクリック感や操作性とも非常に優れており、ディスプレイの視認性の良さもあってストレスフリーな運用が可能。
ただしあまりの小ささに落っことしそうになる危険性がが常に付きまといます。
アトマイザーにはVAPEバンドを巻いたほうがいいかもしれません。
コットンバーンテスト
さて、おなじみのコットンバーンテストです。
NuggetはTCモード時に温度上限だけでなくワッテージ上限も設定することができます。
今回のテストではワッテージを最大値の50Wに設定し、200°Fから600°Fまで100°Fごとにカットオフが機能するまでの10秒間通電テストを行ってみました。
かなり精度の高い温度管理を行ってると見ていいでしょう。
ここまでTCの性能がいいとは思ってなかったのでこの結果には非常に驚きです。
もちろん実際の吸い応えもバッチリ。
プロテクトがかかりすぎて美味しく吸えないなんてことは全くありません。
総評
Nugget、無茶苦茶いいです。
タンクの性能もさることながら、やはりこれだけ小さなボディに高機能・高性能なフィーチャーを備えたNuggetは言うなれば小さな巨人、大変素晴らしいMODだと思います。
バッテリーの容量だけはどうしても一般的なMODに比べると劣ってしまいますが、だいたいみんなモバイルバッテリー持ってたりクルマに充電器つけてたりと電源には困らない生活を送られてますもんね、1000mAhでも納得できるスタミナではないでしょうか。
とはいえ爆煙アトマでモクモクやってたらさすがにすぐバッテリー切れになっちゃうので、個人的には高抵抗かつ背の低いタイトドローなタンクをチタンコイルでビルド、ニコリキをTCでタバコ吸いというスタイルが定着しそうです。