Joyetechからとんでもないオールインワンスターターキットがリリースされました。
何がとんでもないかと言うと2016年6月時点でのJoyetech社最新フィーチャーが全部入りのキットなのです。
ココイチのトッピング全部乗せ、はたまた次郎の麺マシ全マシに匹敵する大ボリュームスターターキットeGripⅡ、かなり長くなると思いますのでサクサクっとレビューしてみましょう!
商品提供 ベプログショップ
Joyetech eGripⅡ
サイズ 24mm x 45mm x 99mm
材質 アルミニウム-亜鉛合金製
タンク材質 パイレックスガラス
タンク容量 3.5ml
VW機能 1W~80W
出力モード VW、バイパス、VT-Ni、VT-Ti、VT-SS316、TCR
温度管理機能 100℃~315℃(200°F~600°F)
対応抵抗値 0.05Ω~1.5Ω(VT モード)0.1Ω~3.5Ω(VW/バイパスモード)
付属コイルヘッド 0.25Ωノッチコイルヘッド、0.5ΩBF SS316コイルヘッド、1.5ΩBF クラプトンコイルヘッド、RBAユニット
内蔵バッテリー 2100mAh
microUSBポート搭載
E-リキッドイルミネーション機能搭載
ファームウェアアップグレード可能
510アトマイザーアダプタ同梱
Joyetech eGripⅡ 特長
・パイレックスガラスタンク内蔵のオールインワンデザイン!
・510アダプタ同梱、手持ちのアトマイザ―も使用可能!
・2100mAhものバッテリーを内蔵!
・最新のノッチコイルに加えRBAユニットまで同梱!
・Ni、Ti、SS316、TCRでの温度管理に対応!
・時計&ゲーム付!もちろんファームウェアアップグレード可能!
Joyetech eGripⅡ ディテール
箱を開けるとeGripⅡ本体、USBケーブル、510アトマイザーアダプタ、コイルヘッド3種&RBAユニット、ドリップチップ、マニュアル類が入っています。
こちらがeGripⅡ本体。
側面にパフボタン、ディスプレイ、+ボタン、-ボタン、microUSBポート、正面には内蔵タンクが見て取れますね。
オールブラックな本体は激シブ!
マットな塗装が高級感を醸し出しています。
手に持つとずっしりと重みを感じますが、かなりコンパクトでその名の通りグリップ感バツグン。
底面には5つのベントホールとリセットボタンホール。
上面のキャップを外すと内蔵タンクにアクセスできます。
同梱の510アトマイザーアダプタを使用すれば、お手持ちのアトマイザーを接続可能。
こちらがキットに同梱のコイルヘッド。
左から1.5ΩBF クラプトンコイルヘッド、0.25Ωノッチコイルヘッド、0.5ΩBF SS316コイルヘッドに加え、なんとRBAユニットまでセットになっているという至れり尽くせりっぷり。
クラプトンコイルとSS316コイルは「BF=ボトムフィード」タイプで、ノッチコイルとRBAユニットは従来のコイルヘッドと同じく側面にジュースホールが開けられています。
いずれもバーティカルコイルですね。
ノッチコイルの性能が非常に気になるところです。
こちらはRBAユニット。
コイルをバーティカルにセットし、コイルの周囲にコットンをギチギチに詰める感じでしょうか。
ビルドはまた別の機会にアップします。
アトマイザーパーツを分解してみました。
左からコイルヘッド、トップキャップ、インナーパーツ、ドリップチップ。
エアフローコントロールはトップキャップを回して調整可能。
同社のego AIOと全く同じ構造ですね。
ego AIOと全く同じと言えばなんと例のサイケデリックなイルミネーション機能も搭載!
これは暗いところで使うのが楽しそうです。
ドリップチップもやはりego AIOと同じものが2つセットになっています。
左がごく標準的なドリップチップ、右は内部がらせん状になっているアンチスピットバック機構搭載のドリップチップ。
マウストゥラングヒットでVapingするときは右のドリチがオススメ。
eGripⅡ ディスプレイ
ディスプレイを見てみましょう。
最近のJoyetech社はほとんどの製品に同じUIを採用していますね。
・VWモード
・バイパスモード
それぞれワッテージ、カレントボルテージ、コイル抵抗値、アンペア、バッテリーインジケータを表示。
アンペア表示は設定によりパフカウンター、パフタイムに変更可能。
・TC Niモード
・TC Tiモード
・TC SS316モード
・TCRモード
それぞれモード名(TCRモード時はその値とメモリ番号を表示)、設定温度、上限ワッテージ、コイル抵抗値、アンペア、バッテリーインジケータを表示。
アンペア表示は設定によりパフカウンター、パフタイムに変更可能。
・TCRセット画面
TCRは1~1000までの値を3つのメモリーにセットできます。
・RTCモード
そしてこちらがパフボタンを押しているとき以外は常に時計を表示(なおかつ時計はアナログ式・デジタル式から選べます!)するというRTC(リアルタイムクロック)モード。
ちなみにシステムスタンバイ時にこんな時計を表示させることもできます。
どんだけ時計好きやねん(笑)
・ゲームモード
海外のベイパーさんがeVICのファームをいじってゲームをインストールしたというニュースがちょっと前に流れてましたが、なんとオフィシャルのファームにそのゲームを収録!
ちなみにそのゲームはFlappy Birdという酔っぱらいタイプのゲームで、パフボタンを押している間は上昇、離すと下降という自機を駆って、次々にスクロールしてくる障害物をどれだけ多く避けるかでスコアが決まるというもの。
たまにはこういう1ボタンのゲームもいいもんです。
シンプルで実に奥が深い、暇つぶしには最高な機能だと思います。
・オリジナルロゴ表示
Joyetech公式サイトからファームウェアアップグレード用データと専用のソフトウェアをダウンロードすれば、64×40ドットのオリジナルロゴを表示させることが可能。
ロゴ作成方法とファームウェアアップグレードについてはまた別の機会に。
豊富な機能とオプションパーツでもうおなかいっぱい感否めないeGripⅡ、イルミネーションON時の本体写真をご覧ください。
ヤバいですね。
オールインワンかつオールブラックのストイックさ。
妙にそそられるMODです。
吸ってみた
0.25Ωのノッチコイルをセットし、エアフロー全開の35Wで8PRINCEのPEACH&GUAVAを吸ってみましょう。
「スコーーー、プハ、ゲェホゲェホゲェホ!!」
ハンパないミストの量に案の定咽ました。
味もトップエアフローのタンクにしてはなかなか出ていると思います。
ノッチコイルのおかげでしょうか・・・そのポテンシャルの高さが伺えます。
エアフローの自由度も高く、最小まで絞ればマウストゥーラングヒットでのVapingも可能。
これはニコリキタバコ吸いユーザーにとっては非常に嬉しいですね。
気になったのはチェーンしてると本体がかなり熱を持つ事と、ノッチコイルとRBAユニットのジュースホールが高い位置にあるため、リキッドを最後まで吸い上げられないという点。
熱に関しては構造上仕方ないと思いますが、コイルに関しては今後のバージョンアップに期待しましょう。
ちなみにMODの機能面においてはもはや何も言う事はありません。
多機能で頼もしい、素晴らしいMODだと思います。
コットンバーンテスト
さて、気になるコットンバーンテストの結果です。
Ni、Ti、SS316コイルにドライコットンを通し、上限ワッテージ80W、200°Fから600°Fまで100°F毎に10秒間通電してみました。
・Ni200
200°F~300°Fまでは変化無し、400°F~500°Fでうっすらとコットンに色が着き、600°Fで熱によってコットンが痩せているのが分かります。
・Ti
200°F~400°Fまではコットンにほとんど変化無し、500°Fでしっかりきつね色、600°Fでコットンがかなり黒く焦げました。
・SS316
200°Fでコットン真っ二つ。
SSの温度管理についてはどれくらいの抵抗値でコイルを組むのかによってその結果が大きく左右されるようです。
このあたりはまだまだ筆者も勉強中ですので悪しからず。
・SS316(TCR 80)
先ほどと同じSS316コイルをTCRモードでテストしてみました。
200°Fでコットンが焼ききれることなくちゃんと焦げ目がグラデーションになっていますね。
テスト結果は上々、Joyetechさすがです。
これらの結果からeGripⅡは精度と自由度の高い温度管理機能を実装していると言っていいでしょう。
総評
簡潔に述べるとeGripⅡはJoytech製MODのいいトコ取り。
eVICで培った高性能なチップとUI、CUBOIDの優れた質感、そしてリークフリーなego AIOのタンク、それらをコンパクトボディーに凝縮しバッテリーまで内蔵したある意味モンスターMOD。
最新のノッチコイルやRBAユニットも同梱しファームウェアアップグレードも可能とくれば長く使えること間違いなし。
これからVAPEを始めたいという方だけでなく、気軽に使えるサブ機をお探しの方にとっても最高のキットだと思います。
eGripⅡはベプログショップにて大好評発売中!
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