HELLVAPEのMTL向けRTA、VERTEXのレビューです!
※商品提供 Healthcabin
HELLVAPE VERTEX MTL RTA製品詳細
サイズ | 22 x 53mm(2ml) 22 x 58mm(3.5ml) |
材質 | SS |
タンク材質 | ガラス |
タンク容量 | 2ml / 3.5ml |
重量 | 52g |
エアフロー | ボトムエアフロー |
デッキ | シングルコイル |
エアホール | 0.8 / 1.0 / 1.2 / 1.4 /1.6mm 1.7 x 5.8mm |
エアインテーク | 0.8mm / 3 x 0.8mm / 1 x 3.2mm |
キット内容
VERTEX MTL RTA (2ml) x 1
3.5ml Glass Tube x 1
Chamber Extender x 1
0.6ohm A1 プリメイドコイル x 5
1.0ohm A1 プリメイドコイル x 5
スペアOリング x 13
スペアスクリュー x 4
シリコンキャップ x 1
コットン x 1
ドライバー x 1
チャンバー用ドライバー x 1
取扱説明書 x 1
ディテール
VERTEXは直径22mm、ボトムエアフローRTA。
VERTEXならではの目玉機能は2つ。
・チャンバー交換でタンクサイズ変更可能
・3種のターンテーブル式エアインテーク
正直無くても良い機能なんだけど、少しでも購買意欲を掻き立てるためにいろいろがんばってるみたいです。
とりあえず分解してみましょう。
左からエアフローコントロールリング、デッキ、ガラスチューブ、チャンバー、トップキャップ、ドリップチップ。
さらに細かく分解できますが洗浄時にバラすのここまでになると思います。
まずはチャンバー交換方法。
チャンバー上部にあるマイナスネジを外せば、ロングタイプのチャンバーに換装できます。
これによって付属の3.5mlタンクが使用可能に。(デフォルトは2mlタンク)
キットには写真の取り外し専用の工具が付属します。
マイナスネジは逆ネジになってるので要注意。
次はターンテーブル式エアインテーク。
デッキ下部にあるエアインテークは回転するターンテーブル式になっており、好きなタイプを選ぶことができます。
サイズは0.8mm / 3 x 0.8mm / 1 x 3.2mmの3種類。
エアインテークパーツはOリングで固定されているのみ。
簡単に取り外せますがショボさは否めません。
以上がVERTEXならではの目玉機能。
ぶっちゃけ無くても良いですよね。
ディテールを見ていきましょう。
ドリップチップは510、内径は約4mmのストレートタイプ。
台座部分にはスレッドが切ってあって分解できます。
リキッドはトップフィル。
チャンバーの裏側はゆるやかなドーム型。
コンタクトピンは金メッキ。
突出具合はまずまず。
エアフローコントロールリングはOリングで挟まっているだけ。
エアホールは0.8 / 1.0 / 1.2 / 1.4 /1.6mm の5種類と、1.7 x 5.8mmのスロットが1基。
デッキはシングルコイルビルド専用のGTAデッキ。
MTL向けなのにワイヤーホールがデカすぎなのがなんとも滑稽。
ワイヤー固定用のマイナススクリューはポストに完全に陥没しており、ビルドには精密ドライバーを用いないといけないのが面倒です。
ビルドしてみました。
チャンバーとデッキの大きさからすると26G~28Gくらいのワイヤーでビルドするのが良さそう。
写真のビルドはKa26G 2.5mm 5wrap 0.66Ω。
コイル位置はポストより約2mm上に出ています。
ホットスポット除去後にコイルへコットンウィックを通し、ウィックの両足をジュースホールへと垂らせばOKです。
コイルがチャンバーに触れないか心配だったので確認してみました。
ギリ大丈夫そうですね。
まだ余裕はあると思いますがあまりコイルを上げすぎないようにしましょう。
フィッティング
同メーカーのレギュレーテッドMOD「AREZ120 BOX MOD」とのフィッティングはこんな感じ。
ルックスはなかなか良い。
何気にAREZとVERTEXの製品ロゴって同じフォントなんですよね。
両者ともあんまりロゴが目立たないデザインなんですが、さりげない統一感を醸し出せるのは同メーカー同士のフィッティングならでは。
テイスティング
筆者が最近ドハマりしているTom Klark’s BLAUER RAUSHをチャージし、20Wでパフってみました。
「スコーー、プハーー!!」
味
イイ感じです。
さすがボトムエアフロー+ドーム型チャンバー。
BLAUER RAUSHの鮮烈なハーブの香りとまろやかな甘さがしっかりと感じられます。
味自体の濃さだけでなくフレーバーの再現性も悪くありません。
ドロー
激重からDTLくらいのドローが楽しめます。
このビルドでのお気に入りは1 x 3.2mmターンテーブルに1.2mmのエアホールの組み合わせ。
さほど重くもなく、かといってDLには向かないというくらいのドローがちょうど良い。
ただしエアインテークによる味の変化は全く分かりませんでした。
ミスト
ややあったかミスト。
26Gより太いワイヤーだと確実にアツくなるでしょう。
かといって太いポストに28Gでは固定し辛そう。
使用感
味とドローにおいては文句ありません。
しかしいろいろと面倒くさいんですよこの子。
まずトップキャップ。
リキチャしようとトップキャップを回すと、高確率でチャンバーまで供回りしてこういうことになります。
こうなるとチャンバーを持ってトップキャップを開けなきゃいけません。
言わずもがな手はリキッドでベッタベタ。
なんとかトップキャップを外したとしても、チャンバーをデッキに付け直す際に上部についてるOリングが外れてまたまたムキー!
さらに悪いことに、チャンバー交換用ネジがしっかり締まってないとチャンバーだけがポロっと取れちゃうハメに。
これはトップキャップが完全に蓋をする構造になってるのが原因。
トップキャップは固く締めすぎないか、予めスレッドにリキッドを塗っておかないと面倒なことになります。
あとはエアフローコントロールリングが回しにくい。
Oリングでカッチカチ。
回そうとするとアトマ自体がMODから外れちゃいます。
総評
味は良い。
しかしいろいろとユーザーに優しくありません。
先述のトップキャップとエアフローコントロールリングの件に加え、ターンテーブル式エアインテークとエアホールで幅広いエアフローコントロールというフィーチャーも、個人的には選択肢がありすぎて面倒。
パーツ数の増加+構造が複雑化するチャンバー換装フィーチャーも個人的には不要。
何かしらのパーツを「外せる」という事は、逆に言えば「外れちゃう」ことだってありうるんです。
VERTEXはそういった事を全部ふまえて、面倒をも楽しみに変えられる玄人ベイパーさん向けのアトマイザーです。
凝り性とか趣味人の方はぜひ。
HELLVAPE VERTEX RTAはhealthcabinにて発売中です。
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