ベルリンが産んだ超激ウマリキッドメーカーTom Klark’s。
今日はトムクラークのラインナップ中最も好き嫌いが分れるであろう「PÂTISSERIE von König Louis XIV」のレビューです!
※商品提供 Vaper’s Nest
Tom Klark’s PÂTISSERIE von König Louis XIV
原産国 | ドイツ |
内容量 | 60ml(写真は10ml) |
ニコチン | 0mg |
VG/PG比 | 70:30 |
市場価格 | 2948円 |
メーカーキャプション要約
トムクラークのパティスリーは、フランスのパティスリーでしか味わえないような繊細さとバラエティーに富んでいます。
1パフするや否や口の中に広がるローストカカオの風味。
そこに加わるのは、砂糖漬けされたカラフルなドライフルーツがトッピングされたふわふわのビスケット。
メレンゲのやわらかな甘さがそれらを包み込み、繊細なタルトのような後味を醸し出します。
まるでフランス王朝の最盛期に人生を謳歌したルイ14世のように贅沢なフレーバーは、あなたの感覚を解き放つことでしょう。
初心者お断り。玄人仕様なアブストラクトフレーバー
いつものようにニコチンを添加し、1.2ΩのANTIQUITY RDAに12Wでパフってみました。
「スコーーー、プハーーー!!」
なるほど。
トムクラーク節、炸裂してます。
トムクラークのパティスリーは、ありがちなスイーツリキッドとは訳が違います。
そのフレーバーは至極独創的。
スパイシーでもハーバルでもない独特のフレーバリングはまさにトムクラークのお家芸。
普通の人に吸わせても、これがスイーツをモチーフにしたリキッドだとは到底わからないでしょう。
「ドーナツ」とか「ケーキ」というリキッドを吸って「ドーナツ」とか「ケーキ」の味がしないと納得できない方にはおススメできません。
パティスリーを吸って、筆者が感じ取ったフレーバーは以下の通り(出現順)
レーズン
ドライフルーツ
ブランデー
概ねメーカーキャプション通りですが、ふわふわのビスケット感は感じられませんでした。
※ちなみに「ふわふわのビスケット=fluffy biscuit」は日本でいう固いビスケットではなく、KFCにあるようなふわふわしたパンみたいなビスケットのこと
トップノートは香ばしいカカオフレーバー。
やがてレーズンやドライフルーツが出現し、アルコーリックなブランデーフレーバーとミックス。
その香りはどこかマーキュロクロム液に似たニュアンスさえ感じられます。
「マーキュロクロム液って赤チンじゃん!?」
って目を丸くされる方もいらっしゃるでしょう。
でもこういうのブッ込んでくるあたりこそがトムクラーク、めちゃくちゃクセになる美味しさなんです。
ルートビアとかアニスのような、「癖が美味い」というのに似ているかもしれません。
全体的に甘さはわずかで口当たりさっぱりなのですが、複雑なフレーバーだからこそ甘さ控えめなのがちょうどいい感じ。
飽きの来ないアブストラクトなフレーバーだからこそ、ADVにぴったりのリキッドだと言えるでしょう。
トムクラーク パティスリーの美味しさは、ADV(オールデイベイプ)、そしてトムクラークがどんなリキッドメーカーなのかを知れば知るほど楽しめます。
トムクラーク初心者の方はまずTom Sawyer Classic、Dark Menthol、LOVEあたりから入っていただいて、OPIUMや今回のパティスリーのような真骨頂に触れていただくのがオススメです。
2022年12月追記
トムのリキッドラインナップ中、癖が特に強いと感じたパティスリー。
もうちょっとスティープさせて様子を見ようと大事にとっておいたのが功を奏します。
twitterで仲良くさせていただいている方がパティスリーを初めて吸われるというのをたまたま目にして、「一緒に吸いましょう!」とリプライしたのが本当に良かった。
長い時間をかけてスティープされたパティスリーは、各フレーバー同士が見事なまでに調和しており、ローストカカオをキーフレーバーにとても吸いやすく素晴らしい味わいに変化していました。
もちろん基本的な方向性はスティープ前と変わりませんが、何より角がとれて大変吸いやすいバランスに落ち着いたことに驚かされました。
ルームノートが若干気になるものの、パティスリーを吸っているときの優雅な時間といったらほかの何にも代えられません。
というわけでPÂTISSERIE von König Louis XIV、もしキツいかなと感じたらじっくりと時間をかけてスティープさせることを強くお勧めします。
トムクラーク節大炸裂!
Tom Klark’s PÂTISSERIE von König Louis XIVはVaper’s Nestさんにて絶賛発売中です。
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