「お茶リキ吸うなら茶を飲むわ!」な筆者がお届けするお茶系リキッドレビュー大特集!
お茶リキレビュアーとしては間違いなく向いてない筆者がなぜお茶リキレビューなのか。
実は今回の企画のきっかけはYailaboフレーバリスト兼Vape2uブロガーのYaira姉さん。
「Yailabo新作サンプルと一緒に美味しいヤツいくつか入れておきます!」
で、届いたのがまさかのオールお茶系リキッド。
もうね、ネタ振り完璧です。
これで掴みは概ねOK、マジでありがとうと言いたい。
というわけでYaira姉さんチョイスのお茶系リキッド全7種、早速テイスティングしてみましょう!
※各リキッドにニコチンを5mg/ml程度添加し、0.83ΩのHussar RDTAに14W~18Wでテイスティングしました。
CURIEUX E-LIQUIDES Tea Edition OUARZAZATE
まずはフランスのCURIEUXから。
CURIEUX OUARZAZATEのモチーフはモロッコティー。
モロッコティーとは中国緑茶にたっぷりの砂糖とモロッコ産のスペアミントを入れて楽しむお茶。
フランスでも大変人気があるんだとか。
甘いミントティーってだけでもうすごくおいしそうですね、早速吸ってみましょう。
「スコーーー、プハーーー!」
甘い歯磨き粉です。
スペアミント=歯磨き粉というイメージはすごく安易で嫌なんだけど、やっぱり真っ先に思い浮かぶのは歯磨き粉なんですよね。
しかしこのリキッド、嫌いじゃない。
チェーンし続けると、スペアミントの奥に複雑な甘さが感じられるのが面白い。
恐らくそれが砂糖たっぷりの緑茶を表現しているのでしょう。
最初の1パフ目こそスペアミントのガツンしたインパクトにびっくりしますが、じっくり吸っても吸い飽きない味です。
CURIEUX E-LIQUIDES Tea Edition EARLGREY
次はEARLGREY。
メーカーサイトによると、異なる種類のブラックティーのブレンドにベルガモットと少しの隠し味を加えたアールグレイティーフレーバーとのこと。
実は筆者が最も好きな紅茶こそがアールグレイ。
一気にハードル上がっちゃいましたが大丈夫でしょうか、早速吸ってみましょう。
「スコーーー、プハーーー!」
これは旨い。
リプトンでもトワイニングでもない、フォートナム&メイソンみたいなちょっと良いトコのアールグレイの雰囲気です。
紅茶自体は甘さ控えめ、ベルガモットは実にドライというかわざとらしくなくて上品な香り。
ド直球のアールグレイではなく、気品のあるアールグレイという感じ。
主体性のあるリキッドですが、甘さ控えめかつ香りも洗練されていて嫌みがないのでADVに向いてると思います。
おススメ!!
CURIEUX E-LIQUIDES Tea Edition DARJEELING
どんどん行きましょう、次はDARJEELING。
こちらはダージリンにまさかのメープルシロップとゴマをプラスしたというグルメなフレーバーとのこと。
もう完全にパティシエの発想ですよね、フレンチリキッドおそるべしです。
「スコーーー、プハーーー!」
えー。
言われなかったらキャラメルに感る甘いメープルシロップがガツンとやってきた後、エンドノートにゴマの香ばしさがふわっと香ります。
ダージリン自体は主張していませんが、ベースとしてメープルシロップとゴマのバランスをとっている感じ。
紅茶を期待して吸うと間違いなく迷子になる玄人志向の紅茶リキッド。
吸えなくはないけどもう一度吸いたいとは思えない・・・ごめん。
CURIEUX E-LIQUIDES Tea Edition GENMAICHA
これちょっと期待してるんですよね、玄米茶。
メーカーサイトによると「日本の伝統的な番茶に炒った玄米をブレンドした」と、うんうんよくわかってるじゃないのフレンチブルドッグ。
「スコーーー、プハーーー!」
玄米パフヤバい。
GENMAICHAのフレーバーは「炒って弾けた香ばしい玄米」この一言につきます。
よくぞ再現したなと思わず感心してしまう再現度。
さらに玄米の奥にはポン菓子よろしくライスパフっぽい甘さが感じられ…
「ん、お茶どこ行った?」
番茶の味があってこそ美味しい玄米茶なのに、フレブルはその辺もっとよく勉強しなさい、ハウス!
これはリキッドとしてもネタリキ枠。
個人的にはPOINT ZEROのコーンカーネルとかBISOの肉野菜炒めと同じ感覚。
使い方によっては盛り上がると思います。
CURIEUX E-LIQUIDES Tea Edition VIRGINIA
CURIEUX最後の刺客はVIRGINIA。
その名の如く、紅茶とタバコがブレンドされています。
コーヒーにタバコは鉄板だけど紅茶にタバコってどうなんでしょうか。
「スコーーー、プハーーー!」
タバコなのにフルーティー。
意外や意外、ひと吸いするや否やまるでピーチのようにフルーティーな香りがたちどころに広がります。
アフターテイストにほんのすこーし、タバコや茶葉を連想させるような渋くて乾いたフレーバーが一瞬お目見え。
しかしガツンとリアルなタバコ味ではなく、恐らくタバコ香料を使わずにタバコっぽく仕上げた「疑似タバコ」系。
紅茶っぽくもリアルタバコっぽくもないのはご愛敬、
吸いやすさととっつきやすさは抜群、何のフレーバーか分からずとも直感的に「美味い」と思えるタイプのリキッドです。
VAGABOND VAPOUR Osem Tea
次はオーストラリアの激ウマリキッドメーカーVAGABOND VAPOURからOsem Tea。
ヴァガボンドは筆者も大好きなメーカーですがOsem Teaはお初です。
フレーバーはシナモン、ジンジャー、レモンピールを効かせたスパイシーなチャイティーとのこと。
しかし紅茶に緑茶にチャイと、お茶系リキッドはバリエーション豊富ですね。
あれ?お茶系リキッドちょっと楽しいかも?
「スコーーー、プハーーー!」
さすがヴァガボンド。
アップルパイリキッドでよく口にするマイルドなシナモンと、ヒリヒリ感すら感じるホットなジンジャーのトップノート。
ベースノートはちょうどよい甘さとミルク的なコクを持つチャイ。
アフターテイストをスッキリと締めくくる爽やかなレモンピールがまた絶妙。
さすがヴァガボンド、華やかで濃厚なフレーバリングは吸っていると思わず笑みがこぼれてきます。
言わずもがなニコチンとの相性も抜群、吸いごたえバッチリ。
筆者はそもそもチャイなんて数えるほどしか口にしたことがありません。
Osem Teaはそんな筆者でも、ある種スイーツ的なノリで美味しく吸える一本。
そういえばDIGBY’SのOriental Plunderにも雰囲気が似てますね。
あれにもジンジャーが入ってますし、ジンジャーが入ると結構スイーツっぽく感じてしまうのかもしれません。
TEA ARTS 阿里山 茉莉緑茶
最後を飾るのはメイドイン台湾のお茶系リキッド、TEA ARTS 阿里山 茉莉緑茶。
いわゆるジャスミンティーフレーバーですね。
多分ジャスミンティーのハズレはそうそう無いと思うのでこれは期待。
「スコーーー、プハーーー!」
間違いない。
華やかなジャスミンの香りとそれをさらに引き立たせるほどよい甘さのベースフレーバー。
アクセントにはごくわずかな清涼剤がひんやりと喉元を冷やしてくれます。
冷たくてほんのり甘い微糖のジャスミンティーというイメージでしょうか。
シンプルでクセがなくてなおかつリキッドとして万人受けする味。
難しいこと考えずに楽しめて非常に美味しい。
「ビルド?セッティング?よくわかんなーい、けどこれうまーい!」
ってアヘ顔ダブルピースできるヤツです。
緑茶の存在こそ感じないものの、これはこれで良し。
シンプル伊豆ベスト。
いかがでしたでしょうか。
「お茶リキ吸うなら茶を飲むわ!」って言ってた筆者ですが、あまりに個性的なラインナップに「お茶リキって面白い、美味しい」と思うようになっちゃいました。
今回筆者がテイスティングしたリキッドの中で特に気に入ったのはこの3本。
VAGABOND VAPOUR Osem Tea
TEA ARTS 阿里山 茉莉緑茶
いずれも「お茶系リキ」とかそういうカテゴリにとらわれずに美味しく吸える傑作。
アールグレイとジャスミンティーは確かにそれっぽい味なんですけど、再現度じゃなくて吸って美味しいかどうかを第一に考えられてる気がします。
この夏、お茶系リキッドにトライしてみようかなという方はぜひぜひこの3本も選択肢に入れてみてくださいね。
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