【VAPEの歴史】電子タバコ年表 2016年

毎日のように新製品が発売されるVAPE市場。
まだまだ電子タバコの歴史は浅く、2003年に中国で初めて実用化されたのが始まりです。※Wikipedia参照

ここでは2016年に発売された電子タバコの中から中華マスプロ品を中心に、特に日本のマーケットを賑わした製品をまとめてみました。

※発売年についてはほぼ間違いありませんが、発売順序が前後している箇所があります。

2016年 多様化・細分化するVAPEデバイス

Vandy Vape 設立

GeekVape Avocado

GEEKVAPEの傑作RDTA。
レデューサー付きでシングル/デュアルコイル両対応。
DLでもMTLでもなかなかの味とミストを楽しめました。
リリース当初は各パーツの取り外しが異常に固いと言われてましたが後に改善。
好評だったため24mm版も発売されます。
(22 x 43mm/SS)

 

Joyetech eGo AIO

バッテリー&アトマイザー一体型のAll In Oneデバイス。
手軽な価格、AFCによるMTL/DL両対応なドロー、そこそこ美味しいと三拍子揃っており、Just Fog Fog-1の登場まで初心者が買うべきファーストVAPEとして人気を博します。
タンク内のリキッドを7色にライトアップさせるイルミネーション機能付き。
22mm版のPro、18650バッテリーが使えるPro Cなどの後継も発売。
(19 x 120mm/0.6Ω/1300mAh/SS)

 

Vaporesso Target

中国VAPE市場に忽然と姿を現したVaporessoの出世作。
Target Miniは、ガングリップはたまた操縦桿を模した大胆なボディに、最大75WのVW機能とNiでの温度管理機能を搭載。
また、キットに付属していたTarget Tankは当時まだ出始めたばかりだったセラミックコイルを採用し、フルフレーバーと長寿命を実現。
その性能とルックスが大いにウケてVaporessoの認知度は一気に高まります。
後継としてTi,SSの温度管理機能を追加したPro、ダウンサイジングされたMiniもリリース。
(27 x 92 x 48mm/亜鉛合金/VW0.15-3Ω,TC0.05-1Ω/VW5-75W,TC-Ni/18650 x1)

 

KangerTech Drip Box

マスプロスコンカーブームの立役者。
各種プロテクションに加えmicroUSBも搭載したDripBoxは、使い勝手の良さとリーズナブルな価格設定でたちまち人気となります。
実はDripBoxよりも先にSteamcraveがTC機能付きスコンカーをリリースしているのですが、Drip Boxほどのヒットには至らず。
後継はレギュレーテッド&デュアルバッテリーのDrip Box160とレギュレーテッド&シングルバッテリーのDrip Box2。
(90 x 22 x 45mm/アルミ/MAX60W/7ml/18650 x 1)

 

Eleaf iStick Pico

もはや説明不要、日本で一番か二番目に売れたであろう(売れている)傑作MOD。
機能、サイズ、使い心地、デザインとも文句無しのクオリティ。
構造上23mm以上のアトマが乗せられないのですが、Picoユーザーはヒートシンクを噛ませたりサードパーティ製のバッテリーキャップに換装したり、そもそも23mm以下のアトマしか乗せないという運用方法でこの問題を乗り切ります。
また、ファームウェアのアップデートも頻繁に行われたほか、CFWをインストールして徹底的にカスタマイズするユーザーも多数。
数え切れないほどのカラバリと後継機が続々登場し、「Pico」は名実ともに電子タバコの歴史に名を刻むことになります。
(70.6 x 23.2 x 45.2mm/0.05-1.5Ω/VW1-75W,TC-Ni,Ti,SS,TCR,Bypass/18650 x 1)

 

Eleaf Pico Squeeze

通称ピコンカ―。
「大人気のiStick Picoをそっくりそのままセミメカニカルスコンカー化」という実に分かりやすいコンセプトがユーザーから大いに受け入れられ、それまでDrip Box一辺倒だったマスプロスコンカーの勢力図を一気に塗り替えてしまいます。
2018年現在、各社から優れたスコンカーがたくさん出ていますが未だに売れ続けているロングセラー機。
(23 x 75 x 46mm/アルミ/0.15-3.5Ω/MAX50W/6.5ml/18650 x1)

 

TESLA Stealth 40W

ステルスMODの傑作。
23.5mmまでのアトマをすっぽりと本体に収めることができ、タンクユーザーから高い評価を得ました。
塗装が弱いのが玉にキズ。
後にStealth 200W、20mmアトマ用のMini,18650が使えるStealth 75Wがリリース。
(27 x 61 x 47mm/亜鉛合金/VW0.1-3.5Ω,TC0.05-1.0Ω/VW7-40W,TC-Ni,Ti,SS/1300mAh)

 

ASMODUS Plaque

ボディ全体にド派手な彫金が施されたASMODUSのデュアルバッテリーMOD。
当時出始めたばかりのカーブモードも搭載し大人気となります。
Plaqueのヒットに乗っかろうと似たような彫金MODが数メーカーからちょこちょこ発売されましたがASMODUSのネームバリューには太刀打ちできなかった模様。
ヌルテカなゴールドバージョン、希少な手彫りバージョンも有り。
(92.5 x 57 x 25mm/0.1-2.5Ω/VW5-150W,TC-Ni,Ti,SS,TCR,TFR,CURVE/18650 x 2)

 

Augvape Merlin RTA

ハイエンドアトマにも引けを取らないフレーバーが楽しめるRTA。
Merlinなのになぜかチムニーに「S」のエングレービング、見た目に反して軽いドローなどちょっとアレな点もありましたが、ジュースコントロール&エアフローコントロール、シングル/デュアルコイル両対応デッキ、エアホールを狭めるアタッチメント付きという至れり尽くせりなスペックで、タンクユーザーの支持を集めます。
(23mm/SS)

 

Digiflavor Siren GTA

DigiflavorがリリースしたRTA。
デッキ下部へウィックを垂らす機構から「GTA(ジェネシスタンクアトマイザー)」と銘打たれました。
こちらはMerlinとは異なり、激重ドローの完全MTL仕様。
Merlinでは物足らなかったMTL好きベイパーを虜にします。
後に25mm版と後継のSiren2がリリース。
(22 x 43mm/SS/4ml)

 

HCigar VT75

当時出始めたばかりのDNA75チップを搭載。
バッテリ―消費の激しいDNA75でもたっぷり使えるよう、18650/26650バッテリー両対応。
全く同じスペックの「Hotcig DX75」とは発売タイミングが同じだったため、プレステVSサターンのような血で血を洗う戦いが繰り広げられるかと思いきやVT75の独り勝ち。
後に18650専用のVT75 nano、BFモデルのVT in Boxが発売されます。
(31 x 90 x 51mm/SS316/DNA75/18650,26650 x 1)

 

Lost Vape therion DNA75

DNAと言ったらLost Vapeも黙ってはいません。
Lost VapeはカセットテープライクなボディにDNA75を詰め込んだTherionを市場に投入するや否や大ヒットを記録。
多数のカラバリが作られた他、DNA75C版、DNA200チップ版(MAX166W出力)、さらにはDNA75C BF版もリリースされます。
(24 x 88 x 47mm/亜鉛合金/DNA75/18650 x1)

 

HCigar VT in Box DNA75

VTの名を冠したDNA75チップ搭載のスコンカー。
当時のマスプロスコンカーはまだセミメカが主流だったため、DNAを搭載した本機の登場は市場を大きく賑わしました。
VT in Box DNA75は質感の高いアルミボディとカーボンファイバーパネルにDNA75チップを搭載。
国内でも話題となり、後に着せ替え用パネルやマイナーチェンジ版もリリースされることになります。
(25 x 83 x 54/アルミニウム/DNA75/18650 x1)

 

Athena PRIDE 75W

SSとスタビライズドウッドボディにDNA75チップを搭載。
この頃からマスプロメーカーもスタビライズドウッドを用いたMODをちょこちょこリリースするようになります。
安価なレジンバージョンもアリ。
(35 x 90 x 48mm/SS,スタビライズドウッド/DNA75/18650,26650 x 1)

 

WISMEC VAPOR FLASK CLASSIC

「VAPOR FLASK」が帰ってきた!という触れ込みで大々的な宣伝が行われた製品。
高額だったDNA40搭載の元祖VAPOR FLASKに比べ、グッとお求め安くなった価格が魅力。
しかし塗装剥げしやすく元祖フラスクほどのヒットには至らず。
他にLiteとStoutがラインナップ。
(62 x 27.2 x 92mm/VW1-150W,TC-Ni,Ti,SS/VW0.1-3.5,TC0.05-1.0/18650 x 2)

 

Eleaf iCare

オートスイッチを搭載したEleaf初のPODデバイス。
発売当初はかなり話題になりましたが、ほどなくしてダウンサイジングが施されたiCare miniがリリース。
後に「iCare」は、手軽に楽しめるVAPEデバイスの総称としてシリーズ化されていきます。
中華マスプロメーカー各社がPODデバイスの生産に力を入れるようになったきっかけとも言える製品です。
(14 x 75.5 x 30mm/アルミニウム/MAX15W/1-3.5Ω/650mAh)

 

SMISS EMILI

まさに原点回帰。
EMILIは当時静かなブームとなっていたシガライクVAPEデバイスのヒット作。
IQOSケース丸パクのKamry CassielやイマイチPCCの調子がよろしくなかったVapeOnlu MALLEがオートスイッチを採用する中、EMILIは物理スイッチを採用し差別化を図ります。
とある日本の販社がEMILIの代理店になり、かつてのX6と同じく怪しい中華リキッドと抱き合わせて楽天でガンガン販売していましたが、EMILI以降SMISSはヒット作に恵まれずその名はベイパーの記憶から消し去られるのでした。
(100 x 90mm,120.6 x 59.6 x 15.1mm/亜鉛合金/1ml/100mAh,1300mAh)

 

SIGELEI Moonshot RDTA

デュアルコイル前提デッキ、ボトムエアフロー、ワイドボアドリチ。
美味しい爆煙という分かりやすいコンセプトによってMoonshotはスマッシュヒットを記録します。
ポップな外箱も話題になりましたね。
ちなみに機構的にはRTAなのになぜかRDTA表記。
(22 x 43mm/SS304/2ml)

 

IJOY Limitless RDTA

一度見たら忘れない、ド派手な装飾が施されたRDTA。
これにフィットするメカニカルチューブやBOX MODもリリースされていました。
アメリカのVapeブランドLimitlessと中国メーカーIJOYのコラボなのですが、後に両社の関係が悪化。
26650デュアルMOD「Limitless LUX」のリリースを最後にコラボは終了します。
(25 x 61mm/SS/6.3mm)

 

Wotofo Serpent mini

まだクローンメーカーっぽさがプンプン漂っていた頃のWotofoがリリースしてヒットしたSerpent RTAのローハイト版。
ベロシティデッキ、軽いドローはDL好きベイパーから多くの支持を集めると同時にクローンメーカーのイメージを払拭することに成功しています。
以後SerpentはWotofoのRTAブランドとして確立。
SMM、Alto、RDTAなどの後継モデルがリリースされました。
(25 x 48mm/SS/4ml)

 

Desire YURI RDA

某Youtuberの高評価レビューや口コミでウマいとのウワサが広まったRDA。
デュアルコイル前提ベロシティデッキ、サイドエアフローなんだけどいかにも濃厚フレーバーを生み出すかのような鋭角に入ったエアホールが特徴的。
当時YURIでRDAデビューした方も多いのではないでしょうか。
(22 x 36mm/SS)

 

Hcigar MAZE

YURIと比較されることが多かったMAZE。
こちらはベロシティデッキにボトムエアフローを採用。
MAZEは後継バージョンが続々とリリースされ、HCigarを代表するRDAになります。
VT in Box kitにもバンドルされていましたね。
(22 x 25mm/SS)

 

GeekVape TSUNAMI

KENNEDYをモロパクって物議を醸したRDA。
構造はベロシティデッキにKENEDDYスタイルボトムエアフロー(メーカー公称)。
ただしこちらはAFCつき&シングルビルド対応。
若干のアレンジが加えられてるという点から、パクリレベルはToo Many Broken Heartsとナンダカンダくらいでしょうか。
(22 x 39.5mm/SS)

 

SMOK H-Priv

たくさんのラインナップを誇るPrivシリーズの一作目。
ボタンではなく大きなキーになったパフスイッチを握りこんで吸うという機構は、後に発売される各社のBOX MODにも影響を与えました。
今見るとかなり地味なデザインですが、当時としてはこれでも斬新なほう。
派生機としてH-Priv2、H-Priv Miniがラインナップ。
(25 x 90 x 55mm/亜鉛合金製/VW0.1-3Ω,0.06-3Ω(TC)/VW6-220W,TC-Ni,Ti,SS/18650 x 2)

 

SMOK G-Priv

2.4インチのフルカラータッチスクリーンを搭載。
前作と同じく大きなパフキーを採用。
SMOKのMODはこの辺りからカラフルかつアバンギャルドなデザイン路線を突っ走ります。
派生機としてG-Priv Baby、G-Priv2がラインナップ。
(28 x 136 x 58.5mm/亜鉛合金製/VW0.1-3Ω,TC0.06-3Ω/VW1-220W,TC-Ni,Ti,SS,TCR/18650 x 2)

 

RofVape Witcher

TESLA StealthやATHENA eNVy plusと並ぶステルスMODの傑作。
メカメカしいデザインが好きな人には大いにウケました。
しかしWitcherのインパクトが強すぎて「RofVapeって他にもMOD出してたの?」状態。
One Hit Wonderなメーカーとして歴史に名を刻むのでした。
(28 x 83 x 62.6mm/亜鉛合金製/VW7-75W,TC-Ni,Ti,SS/18650 x 1)

 

Eleaf ASTER

Eleafが絶妙なタイミングでロールアウトした、スタイリッシュなレギュレーテッドMOD。
BOXともスティックとも言い難い斬新なデザインはPico旋風吹き荒れる市場に新たな風を吹かせました。
このころのEleafやJoyetechはほぼ同じチップをいろいろなMODに搭載することでGUIやオペレーションの統一を図っており、ASTERもそのうちの一つ。
Picoまでのヒットには至らなかったもののEleafの強さを見せつける名機となりました。
(23 x 91 x 35.5mm/VW0.1-3.5Ω,TC0.05-1.5Ω/VW,TC-Ni,Ti,SS,TCR,Bypass/18650 x 1)

 

dicodes No.6

今やカスタムハンドメイドMODに広く採用されるようになったdicodesチップを世に広めるキッカケになったのがこのNo.6。
NiFeでの温度管理、Pブースト、Hプロテクションといった新しいフィーチャーは、これまで以上にVAPEを美味しく快適に楽しむことが可能。
18650専用のDani Box V2、Dani Box miniのほか、チューブタイプのDani Extremeなどもラインナップ。
(54 x 81 x 31mm/アルミニウム/BF60/26650)

 

ASMODUS MINIKIN2

タッチスクリーンにカーブモードを搭載したデュアルバッテリーMOD。
機能面はもとより、シンプルなフォルムと豊富なカラバリも人気に拍車をかけ、各国で大ヒットを記録します。
スタビモデルのkodama editionもアリ。
(79 x 42 x 40mm/亜鉛合金/0.1-2.5Ω/VW5-180W,TC-Ni,Ti,SS316,SS317,TCR,TFR,CURVE/18650 x 2)

 

UD Balrog

UD初のBOX MOD。
ネックストラップが取りつけられたり、リキッド漏れから510コネクタを守るためのコットンシートが仕込まれているなど、独自のフィーチャーが特徴的でした。
ただし温度管理機能は精度がイマイチ。
後にMAX75WにSSの温度管理機能が追加されたV2がリリースされます。
(78 x 38 x 23mm/亜鉛合金/0.15-3.0Ω/VW75W,TC-Ni,Ti/18650 x 1)

 

EHPRO MOD 101

EHPROのレギュレーテッドチューブ。
加工精度がめちゃくちゃ良くてパーツの継ぎ目がほとんど分からないのが特長。
スマッシュヒットを記録し、各メーカーはレギュレーテッドチューブの重要を再確認することとなります。
後に101PRO、セミメカチューブのArmorが発売。
(22 x 112mm/0.1-3.0Ω/VW5-50W,TC-Ni,Ti,SS,Bypass/18350,18650 x 1)

 

2016年はこんな年でした

2016年のVAPEシーンの目玉はなんと言ってもPicoとdicodesの発売、これに尽きます。
また、ステルスMOD、スコンカー、PODデバイス、シガライクデバイスの登場など、VAPEの多様化が顕著になってきた年でもあります。
今後さらにVAPE市場は拡大するであろうと期待される一方、国内ではIQOSユーザーがじわじわと増加しつつありました。
ハンドスピナーが出てきたのもちょうどこの年でしたね。