【VAPEの歴史】電子タバコ年表 2015年

毎日のように新製品が発売されるVAPE市場。
まだまだ電子タバコの歴史は浅く、2003年に中国で初めて実用化されたのが始まりです。※Wikipedia参照

ここでは2015年に発売された電子タバコの中から中華マスプロ品を中心に、特に日本のマーケットを賑わした製品をまとめてみました。

2015 DNA40と温度管理ブーム

Artery 設立

 

GeekVape 設立

 

WISMEC USA 設立

 

Joyetech DELTA2

Joyetechの爆煙サブオームクリアロ。
Ni,TiコイルヘッドやRBAユニットも発売され、人気を博しました。
この鉄仮面的デザインは後に登場するeGo Oneへと受け継がれていきます。
(22mm/SS,ガラス/0.5Ω LVC)

 

kangerTech Subtank mini

一時代を築いたクリアロの傑作。
初代Subtankが25mmだったのに対し、Subtank miniは22mmへとダウンサイジング。
DLからMTLまで対応した幅広いドローとボトムエアフローが生み出す濃厚なフレーバー、付属のRBAユニットでリビルドも可能というまさにフル装備なパッケージで世界中のベイパーから多くの支持を集めました。
(22mm/SS304,ガラス/0.5ΩOCC,1.2ΩOCC,RBA)

 

kangerTech KBOX

Kanger初のBOX MOD。
ワッテージボタンを推すごとにワッテージを7段階にコントロール可能。
個体によっては510コネクタが本体から剥離してしまうという報告もありました。
(VW8-13-20-25-30-35-40W/0.4ohm-/18650×1)

 

kangerTech Subox mini

大ヒットしたスターターキット。
MAX50WのVW MODに大人気のSubtank miniがバンドル。
当時これでワコンダ吸ってた方も多いはず。
後に18mmのSubtank nanoに合わせたSubox nano、TCを搭載した後継機Topbox mini、廉価版のSubox mini-Cが発売。
(VW7-50W/0.3Ω-/18650x1)

 

Eleaf iStick TC40W

シリーズ初の温度管理機能を搭載したiStick。
デフォルトではNi200のみの温度管理に対応ですが、隠しコマンド入力でTiモードが出現します。
(VW1-40W/TC-Ni,Ti/TC0.05-1Ω,VW0.15-3Ω/2600mAh)

 

INNOKIN iSub APEX

特許取得のPRISMフレーバーシステムを搭載したクリアロマイザー。
タンクが二重になっており、トップから吸気したエアをボトムまで送りフレーバーの乗ったミストをドリップチップへと運ぶ仕組み。
デフォルトのコイルは0.5Ω BVCですが、iSub共通コイルとして様々なタイプのコイルを使用可能。
コイルユニット着脱時にタンク内部のシリコンパーツがくちゃくちゃになる等のトラブルが多発したため、後に発売されるiSub Sからは予備のシリコンパーツが同梱されるようになりました。
(22mm/SS,ガラス)

 

INNOKIN Coolfire4

温度管理ブームのさなか、INNOKINはシンプルなVV/VW機をロールアウト。
シンプルなデザインと豊富なカラバリ、物理スイッチによる電源オンオフが魅力。
iSub APEXとのキットもスマッシュヒットに。
(VV3.0-7.5V/VW6-40W/0.3Ω-/2000mAh)

 

UD Goblin mini

通称ゴブミニ。
WotofoがトロルならUDはゴブリンで勝負だ!という小競り合いがあったかどうかは不明ですが、このころのアトマは所謂モンスターの名を冠した物が結構あったように記憶しています。
ゴブミニはローハイトなデザインとフルフレーバーな味がウケて大ヒット。
シングル/デュアルコイルビルド両対応、かつシングル用にレデューサーもついています。
(22x29mm/SS304,ガラス)

 

Joyetech eVic VTC Mini

Joyetechの大ヒットBOX MOD。
これまでに11回にも及ぶファームウェアアップグレードが行われ、その都度新機能が追加される楽しみがユーザーのハートを鷲掴みにしました。
分解してDIY塗装したり、ネット上で公開されていたカスタムファームウェアをインストールしたりと徹底的にカスタマイズするユーザー続出。
デザイン自体も非常に優れており、後継モデルも続々登場しました。
(VW1-60W/TC-Ni,Ti/Bypass/18650×1)

 

Koopor Mini

M80plusの温度管理がイケてなかったせいでブランドイメージがダウンしたSMOKは、Kooporなるスピンオフブランドを立ち上げます。
Koopor Miniは昇降圧に独立した回路を使用するデュアルドライバーシステムと、頻繁に抵抗値を測定するHFDMRシステムによって精度の高い温度管理を可能にしました。
ファームウェアアップグレードにも対応していますが、ユーザー自身では行えないという意地悪仕様。
(VW1-60W/TC-Ni,Ti,SS/VW0.1-3Ω,TC0.06-2.07Ω//18650x1)

 

pioneer 4 you IPV D2

温度管理機能付きチップ「YiHi SX130H」搭載。
VWモード時に降圧できない不具合有り。
(VW7-75W/TC-Ni,Ti/VW0.2-3Ω,TC0.05-0.3Ω/18650x1)

 

SMOK TFV4

今なお続くSMOKの爆煙クリアロ「TFVシリーズ」の原点。
RBA含む12種にも及ぶ豊富なコイルヘッドがラインナップされていました。
中でも6つのコイルが搭載された「セクスタプルコイル」のビジュアルは圧巻。
爆煙好きのUS圏で特に人気があったようです。
(24.5mm/SS,ガラス)

 

Tesla nano 100w

スチームパンクなデザインを全面にフィーチャーし、4500mAhものバッテリーを搭載したTC MOD。
スタンバイ時の発火事故によりマイナスイメージがついてしまった不運なMODです。
(VW7-100W/TC-Ni,Ti/Bypass/TC0.05Ω-,VW0.1Ω-/4500mAh)

 

Wotofo Freakshow mini RDA

Freakshow RDAの小型版。
デュアルコイルビルド前提な3ポストデッキにボトムエアフローを採用。
安価なのに濃厚な味が楽しめるWotofoの傑作。
(22x19mm/SS)

 

INNOKIN Disrupter

カートリッジ感覚で付け替えできるバッテリーユニット「INNOCELL」に対応したMOD。
恐らくINNOKINはINNOCELL対応MODを続々リリースするという壮大な商品展開を考えていたと思われますが、誰も見向きもしなかったため計画は頓挫。
後継機であるDisrupter TC75をひっそりとリリースした後、INNOCELLは闇に葬られたのでした。
(VW6-50W/VV3.0-7.5V)/0.2Ω-/2000mAH)

 

WISMEC Noisy Cricket

WISMECが出してしまったメカニカルMOD。
18650スタックにハイブリッド接続、しかもパフロック無しというハードコアなスペックが一部愛好家から支持され、やはり一部で話題となりました。
後にセミメカニカルになったNoisy Cricket2も発売。

 

Vaporshark rDNA40

通称「鮫」、EVOLV DNA40チップを搭載したUSAのBOX MOD。
当時DNA40チップはVapor FlaskやHANA MODZなどのハイエンドモデルを中心に搭載されていたのみ。
しかし比較的安価だった鮫の登場により、DNA40がぐっと身近な存在となりました。

ワイヤレス充電器などのアクセサリーも豊富にラインナップ。
内蔵バッテリーモデルのVaporshark DNA40(通称「小鮫」)もあるよ。
(DNA40/18650×1)

 

Hcigar HB40 DNA40

DNA40をさらに身近なものにしたのがHcigar HB40。
先に紹介した鮫の半額程度で発売され、人気を博します。
アースの不良により抵抗値がブレまくるという報告がありましたが、SNSやブログで改善方法が拡散されユーザーは事なきを得たのでした。
(DNA40/18650×1)

 

Lost Vape Esquare DNA40

HB40の成功に目を付けた中国の電子タバコメーカーは、積極的にDNA40チップを採用し始めます。
Esquareの魅力は18650デュアルバッテリーである事とおしゃれなルックス。
正方形でありながらさほど持ち心地に違和感はなく、かつHB40程度の価格だったためヒットを記録。
以降Lost VapeはEVOLVチップ搭載製品をコンスタントにリリースすることになります。
(DNA40/18650×2)

 

SBody Macro DNA40

ポケットラジオと間違える爺が多発(嘘)
MACROはVaporsharkがライセンスを持っていたSBodyのDNA40機。

18650バッテリー交換式でありながら小鮫よりコンパクトなボディが最大のウリ。
(DNA40/18650×1)

 

Yihi SX-mini ML Class

SX350J-V2チップ搭載。
PCと接続して細かな設定が可能なフィーチャーは、ガジェットマニアのハートを大いにくすぐりました。
DNAチップと並んで多くのカスタムハンドメイドMODに採用されていたSX350J-V2チップ、マスプロ品で搭載していたのはSX-mini ML Classのみ。
(SX350J-V2/18650×1)

 

ASMODUS Snow Wolf Mini 75W

ASMODUSがライセンスを持っていたSnow WolfブランドのTC MOD。
メタリックなボディと両面のガラスパネルが高級感を醸し出していました。
後にSIGELEIがノーライセンスのSnow Wolf MiniやMinikinを勝手に発売するなどしてASMODUSとの間で訴訟が勃発。
騒動後、Snow WolfブランドはSIGELEIから発売されることになります。
(VW5-75W/TC-Ni,Ti/0.05-2.5Ω/18650×1)

 

kangerTech NEBOX

当時飛ぶ鳥落とす勢いだったKangerTechがリリースしたオールインワンBOX。
RBAユニットもついていますが構造上ホットスポットの除去が不可能。
恐らく実験作だったのでしょう、いろモンと分かるや否やユーザー離れが加速。
後に後継のCuptiが発売されます。
(VW7-60W/0.15Ω-1.3Ω/TC-Ni,Ti/18650×1)

 

WISMEC REULEAUX RX200/DNA200

オリジナルチップまたはDNA200チップが選択できたWISMECのトリプルバッテリーMOD。
デザインはもちろんJayBo。
ハイパワーなレギュレーテッドMODもじわじわと人気を伸ばしつつありました。
RX200(VW1-200W/VW0.1-3.5,TC0.05-1.5Ω/TC-Ni,Ti,SS/18650 x 3)
DNA200(DNA200/18650×3)

 

ASMODUS Minikin 120W

ミニキンシリーズの記念すべき第一作。
アメリカンテイストを好むベイパーから人気を博し、多くのカラバリが展開されました。
後に150W版、Boost、MINIKIN2、Rebornへとシリーズは続いていきます。
スタビライズドウッド製のKodamaエディションも出ていましたね。
(VW5-120W/0.1-2.5Ω/TC-Ni,Ti/18650×3)

 

Council of Vapor Mini Volt

小さくてカッコイイBOX MODの代表格。
グリップ部分のカーボンが良い味出しています。
温度管理機能はついていませんが3段階のプリヒート機能を搭載。
キットとしてバンドルされていたクリアロVengenceも評判でした。
(VW5-40W/0.2Ω-/1300mAh)

 

Artery Nugget

当時史上最小を誇ったTC BOX MOD。
「小さいは正義」な方々から大人気。
作りも良くて温度管理機能も上々だったため、当時あまり知られてなかったArteryの名を広く知らしめることになりました。
ちなみにArteryはEHProの子会社。
後にNugget2、NuggetXが発売。
(VV0.5-8.0V/VW5-50W/TC-Ni,Ti/0.1-.3Ω/1000mAh)

 

INNOKIN Cortex

これまで頑なにVV/VW MODにこだわっていたイノキンが初めてリリースしたTC MOD。
オリジナルチップ「イカルノS1」と耐用年数7500年(理論値)の超高性能バッテリーを搭載という売り文句で発売されましたが、肝心の温度管理機能に難アリ。
イノキン冬の時代の到来です。
(VW6-80W/0.1Ω-/TC-Ni,Ti,SS/3300mAh)

 

Aspire Cleito Tank

Aspireが2015年末に発売した超濃厚フレーバーサブオームクリアロ。
とにかく濃い味と真っ白な爆煙を十二分に堪能することができる大傑作。
K4バッテリーとのキットも人気でしたね。
コイルは0.2Ωと0.4Ω、後にRBAユニットも発売されます。
NautilusといいAtlantisといい、Aspireは年末にキラーアイテムをリリースする傾向があるようです。
(22x58mm/SS,パイレックスガラス)

電子タバコ年表 2007~2013年
電子タバコ年表 2014年

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