VAPEには大きく分けて2つの吸い方があります。
MTL(マウス・トゥ・ラング)
・タバコのように、一旦口内にミストを溜めた後肺へ取り込む吸い方。タバコ吸いとも呼ばれる。
・※フレーバーチェイス向き。
・ニコチンリキッドを用いると肺への心地よいキックが楽しめる。
※リキッドによってはDLで吸った方が美味しい物もあるので一概には言えない。
DL(ダイレクト・ラング)
・呼吸と同じく、直接ミストを肺へ取り込む吸い方。直肺またはVAPE吸いとも呼ばれる。
・セッティング次第でMTLに比べ、たくさんのミストを楽しめる。
・クラウドチェイスやスモークトリックは基本的にDLで行う。
さらにコイルビルドやウイッキングに関係なく「傾けなければリキッドが漏れない」という点でRDAが大好きなのです。
さて、今日はMTL向けマスプロRDAの中から、スコンカーでも使えるオススメの5点をピックアップしてみました。
Vapefly Galaxies RDA
Vapeflyの出世作。
タバコフレーバーやスイーツフレーバーに適した、まったりとした濃厚な味わいが特徴のRDA。
表裏二か所のエアホールは、デッキに取り付けられたスクリューで開き具合をコントロールしたり片側のみを塞いだりすることが可能。
通常はトップキャップとデッキをずらして3段階のエアフローコントロール。
ただしどの程度エアホールが開いているのかが分かりづらい。
トップキャップの着脱がやや固いので筆者はOリングを1つ外して使用中。
22 x 32.4mm/SS,PMMA/サイドエアフロー/シングルコイル
Vandy Vape BERESERKER MTL RDA
ヒットを記録したBERESERKERのドリッパー版。
18mmの狭小デッキとボトムエアフローの組み合わせにより、濃くてコントラスト鮮やかなフレーバーが楽しめる。
フルーツ系からタバコ系まで多用途に使用OK。
換装可能な6種のエアフローパーツと6段階のエアホールで実に36通りものエアフローコントロールが可能。
さらに22mmと24mmのビューティーリング、ウルテム/デルリンのマウスピース、専用のコイルジグまでついてお得感ハンパない。
エアフローパーツに開けられた穴の位置がズレてる個体も存在してる模様。
18.1 x 42.2mm/SS/ボトムエアフロー/シングルコイル
Boomstick Engineering Reaper MTL RDA
イタリアデザイン・中国生産のハイエンドライクなRDA。
シンプルなサイドエアフローながらしっかりした味わい。
ただし今回ピックアップしたRDAの中ではフレーバーは最も荒くてあっさり目。
エアホールはトップキャップの表裏にそれぞれ1か所づつ。
トップキャップとインナーパーツをずらして無段階のエアフローコントロール、また片方のみ塞ぐこともが可能。
デッキはシングル/デュアル両対応。
各パーツの固定具合がユル目なのでエアフローがズレやすい。
トップキャップをそうそう開けなくてもよいスコンカーでの使用がオススメ。
18 x 27.1mm/SS304/サイドエアフロー/シングル,デュアルコイル
AmerPoint Nectar Micro Steel RDA
未だに高い人気を誇るMTLドリッパーの定番。
マスプロ品の中では高額だがVAPE CHKさんが定期的に入荷してくれるので容易に入手できる。
濃厚で安定したフレーバーはまさにザ・ボトムエアフロー。
スイーツ系やタバコ系など、しっかりしたボディのリキッドをさらに美味しく楽しめる。
エアフローはトップキャップとデッキのエアホールをずらして簡易的に調節可能。
デッキは2ポールのシングル専用。
吸った時にOリングに付いたリキッドの匂いが気になるのがやや難点。
新バッチからBFピンが同梱されるようになった。
22 x 18mm/SS/ボトムエアフロー/シングルコイル
GEEK VAPE Ammit MTL RDA
爆煙メーカーが作った至高のMTL RDA。
3Dエアフローと名付けられたトップ-ボトムエアフローにより、独特なフレーバーの出方が楽しめる。
良く言えば個性的、悪く言えばクセのある喫感だが、フルーツ系やメンソール系など、フレーバーのエッジを際立たせたい時にAmmitを使用すると美味しく吸えることが多い。
サイズの異なる5つのエアホールを単一または複数個選択でき、激重から軽目まで幅広いエアフローコントロールが可能。
デッキはシングル専用。
リークフリーデザインなので多少横倒しにしてもリキッド漏れの心配がない。
2種のドリチと付け替え可能なマウスピースが付属。
22 x 38.3mm/SS/トップ-ボトムエアフロー/シングルコイル
スペック一覧
Vapefly Galaxies RDA | Vandy Vape BERESERKER MTL RDA | Boomstick Engineering Reaper MTL RDA | AmerPoint Nectar Micro Steel RDA | GEEK VAPE Ammit MTL RDA |
|
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サイズ(mm) | 22 x 32.4 | 18.1 x 42.2 | 18 x 27.1 | 22 x 18 | 22 x 38.3 |
材質 | SS,PMMA | SS | SS | SS | SS |
エアフロー | サイドエアフロー | ボトムエアフロー | サイドエアフロー | ボトムエアフロー | トップ-ボトムエアフロー |
AFC | 両側片側切替可 3段階 | エアフローパーツ x 6 エアホール x 6 36段階 | 両側片側切替可 無段階 | 1ホール無段階 | 5ホール無段階 任意の1ホール選択可 |
デッキ | シングルコイル | シングルコイル | シングル/デュアルコイル | シングルコイル | シングルコイル |
備考 | マウスピースx2 ビューティーリングx2 | ビューティーリング | ドリップチップx2 マウスピースx2 |
5点の中でオススメのMTL RDAは?
どのアトマイザーも甲乙つけがたいのが正直なところ。
あえて選ぶなら、
コストパフォーマンスを優先するのであればVapefly Galaxies RDA。
良い物を長く使いたいというのであればAmerPoint Nectar Micro Steel RDA。
を筆者は推します。
爆煙アトマに比べると圧倒的に少ないマスプロMTL RDA。
今後さらに魅力的な製品が発売されると良いですね。