ベル交換がキモ!
多彩なセッティングが可能なMTL向けRTA、『BP MODS LABS MTL RTA』のレビューです!
※商品提供 Sourcemore
BP MODS LABS MTL RTA製品詳細
サイズ | 38.6 x 22mm |
材質 | SS |
タンク容量 | 2.7ml |
タンク材質 | PC |
スレッド | 510 |
セット内容
LABS MTL RTA x 1
510ドリップチップ x 1
ベルリムーバー x 1
ベル x 4(うち1つは本体セット済み)
エアピン x 6(うち1つは本体セット済み)
マニュアル x 1
スペアOリング x 26
スペアスクリュー x 4
プリメイドコイル x 3
LABS MTL RTAの特徴
・トップタンク
・トップフィル
・ボトムエアフロー
・エアピン交換式エアフローコントロール
・ジュースコントロールつき
・ベル交換可能
ディテール
いろんなメーカーとのコラボ製品をリリースすることで知られるBP MODS。
今回の製品はイタリアのデザイナーとコラボしたMTL向けRTA。
そのルックスはエレガントでありながらどこか鉄仮面的で、いい意味で武骨な印象すら感じられます。
トップキャップにはラテン語で“Sol omnibus lucet”のエングレービング。
「太陽は万物のために輝く」の意で、古代ローマの政治家・文筆家であるガイウス・ペトロニウスが書いた小説「サテュリコン」からの引用とのこと。
こういうフィーチャーもヨーロッパというかイタリアっぽいですね。
ドリチはPC製、内径約4mmのストレートタイプです。
コンタクトピンはエアフローピンを兼ねており、マイナスドライバーで着脱可能。
出しろはギリギリ1mm無いくらいなので、レギュレーテッドで使うのが良いかもしれません。
同梱されているエアフローピンは6つ。
0.8mm(本体装着済み)
0.8mmx2
1mm
1.1mm
1.2mm
1.5mm
0.1mm単位で細かく刻んできてますね。
絶妙なドローコントロールができるのはうれしい限り。
また、エアホールはオーバルホールが本体に3か所設けられています。
リキッドはトップフィル。
トップキャップにはスレッドが無く、トップキャップ裏の2つの切り欠きをチムニーの出っ張りに合わせてロックするタイプ。
タンク部分を外してみました。
トップキャップはジュースコントロールも兼ねており、時計回りでジュースホールがクローズ、反時計回りでオープンになります。
LABSはトップタンク方式を採用。
タンクとデッキの接続部にもスレッドはなく、2つのOリングでガッチリ固定されます。
タンクのリキッドは2つのパイプからウィックへと滴下する仕組み。
ちなみにこのタンクの底の部分、いわばチャンバーの天井に当たる部分が「ベル」であり、これを交換することでフレーバーを変化させることができるようです。
ベルの交換は簡単。
付属のベルリムーバーをチャンバー上部へ差し込み…
そのままグーっと押し出すとベルが外れます。
ベルの種類は全部で4種類。
それぞれの特徴は下図の通り。
好みにもよると思いますが、個人的にはミストがストレートにドリップチップへ運ばれた方が良い気がするので、左下のベルがベストかなと。
しかしいろいろ試せるというのはなかなか面白いギミックです。
全分解してみました。
左からデッキ、チャンバー、チムニー、タンクパーツ、トップパーツ、トップキャップ、ドリップチップ。
初めは複雑そうに思えましたが実は意外とシンプル。
メンテナンス性もよさそうです。
デッキは2ポスト、シングルコイルビルド専用。
コイルをデッキの中央に配置し、三角形のウェルにウィックを収めるタイプです。
ポストにはコイルの足を引っかけられる壁があるのでビルドはラクラク。
コイルの正巻き、逆巻きを問いません。
また、コイルジグをデッキに渡すガイドもついているのでコイルの高さにも悩みません。
ビルドの自由度こそ低いですが、その分ベル交換によるフレーバーの変化を楽しんでくださいということなんでしょう。
ビルドしてみました。
Ka26G 2.5mm 5wrapで0.75Ω。
何度も言いますがビルドはめちゃくちゃカンタン!
コイルの高さはコイルガイド通りにセットしてみました。
ウィッキングはたっぷりモフモフで。
初心者でも奇麗にビルドできて間違いがないデッキですね。
これならビルドが苦手な方でも楽しく組めるのではないでしょうか。
フィッティング
イタリアンなSBS MOD、Destinyに乗せてみました。
高さバッチリ、これは良い!
個性的なMODに合わせるタンクって結構悩みますよね。
シンプルすぎるアトマだとMODがアトマを食っちゃうというか。
LABSはシンプルでありながらデザイン性も高く、MODに負けない存在感を放つアトマイザーだと思います。
テイスティング
タンクの材質がPCなので筆者が愛してやまないダークメンソールを吸うのは気が引ける。
ということでニコチンを6mg/ml程度に添加して良い感じの色合いになったLADY JANEのタートルチーズケーキをチャージし、3.7Vでパフってみました。
スコーー、プハーー!!
濃っ!!
そしてウマっ!!
ボトムエアフローならではの濃厚さと、フレーバーの解像度の高さが共存しています。
味の出方もクセがなく非常にバランスがとれていて、リキッドメーカーが意図しているであろうフレーバーを高い再現度で吸えるという印象です。
これは他のMTL向けタンクと比較しても、ひとつ抜きんでた味わいですね。
また、ベルを交換することによってどれくらいフレーバーに変化が生まれるかという点については、ベースノートの部分、LADY JANEで言うとバニカスのあま~い部分に変化がみられました。
ベルによっては甘さが奥に引っ込んでトップノートのフルーティな部分が強調されたり、或いはその逆で甘さがブーストされたりと、ドリチを交換するよりもその変化量は顕著なのでいろいろ試してみると面白いでしょう。
リキッド漏れもなく、供給も問題無し。
ジュースコントロールは常にオープンにしてても全然OK。
各パーツの取り外しもスムーズだしビルドも簡単。
そして何と言っても使っててカッコいいし楽しい。
一点ケチをつけるなら、慣れるまではトップキャップの着脱にあたふたするかな?と。
スレッド式じゃないので、閉めたと思ってたら実は閉まってなかったという事がたびたびありました。
そこさえ慣れればかなり所有感を満たしてくれるRTAだと思います。
総評
ナイスミドルエンド!
マスプロにしては若干お高めなBP MODSの製品。
しかし本作「LABS」は性能面、デザイン面ともに他のアトマイザーよりひとつ抜きんでた製品に間違いありません。
最近のアトマって「美味しくて当然」なんですよね。
そもそも美味しいアトマのいいトコばっかを寄せ集めたような製品とかゴロゴロしてますし。
もちろんLABSにおいてもいろんなアトマをモチーフにしているのが垣間見れますが、一つのオリジナル製品として大変センス良くまとまっているおかげでさほど「パクリ」とは感じない。
BP MODSはこういう部分が強みだなと思います。
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