VINEGAR WORKS ANTIQUITY RDTAレビュー


ローハイトデザイン&ナローデッキが大人気のRDA「ANTIQUITY(アンティクィーティ)」にRDTAが仲間入り!
今日はVINEGAR WORKS ANTIQUITY RDTAのレビューです!
※商品提供 Vaper’s Nest

 

VINEGAR WORKS ANTIQUITY RDTA製品詳細

スレッド 510
本体材質 SS316
タンク材質 アクリル
本体サイズ 22 x 23mm
デッキ内径 12mm
エアホール 1.2mm
ドリップチップ材質 ブラックデルリン
ドリップチップサイズ 11.8 x 4mm

 

セット内容


ANTIQUITY RDTA x 1
ブラックデルリンドリップチップ x 1
スペアスクリュー x 2
スペアOリング x 7

 

22mmなのに12mmの味わい~ANTIQUITYとは?


ANTIQUITY(アンティクィーティー)はVINEGAR WORKSによるVAPEアトマイザー。
2020年初頭にリリースされたANTIQUITY RDAは、超ローハイトなデザインと直径22mmのルックスでありながら内径12mmのデッキというこれまでにない構造が話題となり、本記事を書いている2020年11月時点でも未だにリストック直後にSOLDになるほど高い人気を誇っています。

ANTIQUITY RDAのレビューはこちら

VINEGAR WORKS ANTIQUITY RDAレビュー
今日のレビューはVINEGAR WORKS ANTIQUITY RDA(ビネガーワークス アンティクウィーティRDA)。 他に類を見ない革新的な構造と、理にかなったコンセプトが特徴のRDAです。 VAPEアトマイザー史に間違いなくその名を残...

 

「あったらいいな」が現実に!

ANTIQUITY RDAを使っていて、もうちょっとリキッド保持力があればいいなと思ってたんですよね。
BFで使えば問題ないんですけど筆者のピコンカーではコンタクトピンが届かず使用不可。
ANTIQUITY RDAの小ささを活かせるようなスコンカーなんて他に持ってないし「う~ん」と頭を抱えてた中、ANTIQUITY RDTAのリリースには大変心躍らされました。

ANTIQUITY RDTAのデザインはANTIQUITY RDAを踏襲。
しかしデッキの下にタンクがある分背が高くなっています。
もちろん外径22mmに対し、デッキ内径12mmというコンセプトは引き継がれています。

 

ANTIQUITY RDAと比較してみよう!


並べてみると高さの違いは歴然。
「ANTIQUITY」 の名の通り、「古風」なRDTAを彷彿とさせる高さです。

 


ブラックデルリンのドリップチップは前作と共通。

 


トップキャップ裏は形状が大きく異なるため互換性はありません。
上:ANTIQUITY RDA
下:ANTIQUITY RDTA

 


基本的なデッキの構造はANTIQUITY RDAと同じ。
上:ANTIQUITY RDA
下:ANTIQUITY RDTA

2ポスト、サイドエアフロー、シングルコイルビルドデッキ。
ANTIQUITYのポテンシャルはそっくりそのままにRDTA化が施されています。

 


ちいさなキャップを外すとリフィルホールが出現。
この穴からリキチャを行うんですがゴリラボトルのノズルより小さいため、確実にリキチャするにはニードルボトルの使用推奨です。
構造上これよりリキチャホールを大きく出来なかったとのこと。
ちなみに筆者はゴリラボトルをぐっと押し付けて力技でリキチャしています。

 


前作の底面には何もありませんでしたが、ANTIQUITY RDTAにはかわいいビネガーのロゴとシリアルナンバーが入るようになりました。

 

完全分解でわかるANTIQUITY RDTA


コンタクトピンを緩めるとポジティブポストとインシュレータが外れます。

 


タンクはデッキとボトムパーツに配されたOリングでしっかりと密着。
ここからのリキッド漏れの心配はなさそう。
タンクの材質はアクリル製。
メンソールやリモネンなどに対しての耐性はありませんので要注意。

 


デッキの裏側はこんな感じ。
二つの大きなオーバルはウィックホール、右上はリフィルホールから繋がっています。
左下の小さな穴はエア抜き用。

 


コンタクトピン上部のOリングを外すとコンタクトピンが外せます。
ANTIQUITY RDTAに使用されているインシュレータはおそらく全てPEEK材でしょう。
ちなみにBFピンはありません。

 


完全分解してみました。
構造さえ分かればバラすのも組み立てるのもラクラク。
メンテナンスもやりやすいRDTAだと思います。

 

 

ビルドはかんたん!ウマウマビルドもご紹介!


まずはオーソドックスなビルドを。
Ka28g 2.5mm 5wrapで1.17Ω。
コイルの向きはウイックホールに合わせ、高さはポストから半分出るくらい。

 


コットンを通し、

 


ウィックホールに差し込んでモフっとさせれば完成。
これでも十分美味しいんですが、個人的にオススメなビルドは次。

 


Ka28G 2.0mm 5wrap 0.97Ω。
コイルの向きをポストに対して若干斜めにセット。


コットンはこんな感じね。

 


あえて写真上部のウイックホールに隙間を空けたのは、エアーの通り道とリキッドチャージのため。
水色の矢印の方向にエアホールを合わせればエアーが効率的にコイルにブチ当たってウマウマ!
わかりやすいようにオーバーにしていますが、写真上部のようにウイックホールに若干の隙間をあければゴリラボトルの先端を入れてダイレクトにリキチャ可能!
逆さにするとさすがにリキッドが漏れるものの、ちょっとやそっと横にしたくらいではリキッドが漏れることはありません。
ビルドもラクだし個人的にこのビルドが現在のベストです。

 

豊富なオプションでさらにカッコよく!


ANTIQUITY RDTAには豊富なオプションパーツが用意されています。
アクリルショートタンクはANTIQUITY RDTAのシルエットをローハイトにカッコ良くでき、ステンレスタンクはリモネン、メンソールなんでも来い。
この他にもガラスタンクやウルテムタンクが存在するようです。
ANTIQUITY RDTAを使う上で、これらのオプションパーツはぜひ揃えておきたいところですね。

 

フィッティング


ノーマル状態でiStick Picoに乗せてみました。
ANTIQUITY RDA同様やはり相性バツグン!

 


オプションのショートタンクにウルテムロングドリチを合わせると一気に映え映え!
ヤバい、この組み合わせ超カッコいい。
攻撃性のないリキッドであればこの運用はマジ神です。

 


こちらはステンタンクにウルテムロングドリチ。
背の高さを逆手にとったセットアップはオールドスクールなDominoにばっちり似合います。
ちなみに筆者はこのステンタンク+ウルテムロングドリチにダークメンソールという組み合わせがもう好きすぎてずーっと使っています。

 

ANTIQUITY RDTAを半月使ってみた結果


先述の斜めビルドで半月ほどガチで使い倒してみました。
リキッドはもちろん筆者がこよなく愛するTom Klark’s Dark Menthol。
ワッテージは10W~12W、ニコチンを6mg/ml程度添加しMTLでの運用です。

濃厚かつハイコントラスト、しかし軽いフィルターを通したかのような雑味の少ないフレーバーです。
MTLでじっくりとリキッドの味を楽しむのに最適。
エアホール位置をほんの少しずらすだけでフレーバーに変化が現れるのも前作同様。
前作ANTIQUITY RDAの味はきちん受け継がれています。

個人的にはANTIQUITYで吸うダークメンソールの味が一番お気に入り。
めちゃくちゃ旨い。

ミスト

セッティングにもよりますが、Ka28g程度の細いワイヤーで1Ω周辺のMTLに適したビルドであれば軽やかで冷たいミストが得られます。

ドロー

実にちょうど良い重さ。
吸い疲れないMTL。
ガチMTL派からもライトMTL派からも受け入れられるのではないでしょうか。
1.2mmというエアホールは広いストライクゾーンを持っていると言えます。

使用感

RDAに比べてリキチャの手間が大幅に減り非常に運用しやすい。
トップキャップの着脱も前作に比べてスムーズになってるし実用性バッチリ。
これならクルマを運転しながらでも十分使えます。

リキチャを正攻法でやるならば、キャップを開けて先述のようにゴリラボトルをグッと密着させれば力技でリキチャ可能、しかし小さなキャップはすぐに無くしそうでちょっと不安。
筆者は斜めビルドでウィックホールからリキチャするのに慣れちゃったので、リキチャ問題は気にならなくなりました。
多分これ、サンプル届いて2、3日だと「問題」とか書いちゃったんだろうなと。
やっぱり何かしらの製品をレビューするにはある程度使い込まないと真価をお届けできないなと痛感させられました。

 

総評

 

もうね、感服。

 

22mmのルックスで16mmの味という基本コンセプトはそのままに、RDTA化によって各段に向上した利便性。
ANTIQUITY RDAのウリの一つだったローハイトデザインは、旧来のRDTA「らしい高さ」へ潔く変更。
しかし低さを求めるユーザーを考慮し、オプションパーツにショートタンクをラインナップ。
味、使いやすさ、デザインとも言う事がありません。

ANTIQUITY RDAを愛用されている方は、VINEGAR WORKSの物作りへのただならぬ拘りをよくご存知だと思います。
今回の製品にも徹底した拘りとブレない信念が込められており、「ANTIQUITYのRDTA版」というコンセプトを掲げることで発生する制約の中で何を残し何を捨てるか、その取捨選択のセンスとそれらを昇華して素晴らしい製品に作り上げるアイデアには感動さえ覚えます。

美味しくて使いやすくてカッコいい、そんな「良いアトマイザー」を長く使い続けたい。
筆者にとってANTIQUITY RDTAはまさにそれ。
しっかりビルドして、一番好きなリキッドをじっくりと吸う喜びといったら他の何にも代えられません。

VINEGAR WORKS ANTIQUITY RDTAはVaper’s Nestさんで絶賛発売中です!
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RBA
Vapezine VAPEレビューブログ ベプジン
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